レセプト業務のDX加速
2025-12-10 12:59:23

AIレセプト業務支援プラットフォーム「Reze」が新たに6000万円の資金調達を実施

株式会社mutex、AIレセプト業務支援に向けた資金調達を実施



2025年11月、株式会社mutex(東京都文京区)は、医療機関向けのAIレセプト業務支援SaaS「Reze」及び関連サービスにおいて、新たに6000万円の資金調達を実施したことを発表しました。この資金は、今後のプロダクトの拡充及び組織強化に充当される予定です。

資金調達の詳細


この資金調達はシードラウンドにあたり、調達金額は6000万円で、引受先として株式会社エムティーアイが名を連ねています。この資金を活用して、mutexはさらに医療機関が抱える課題に対するソリューションを開発し、事業の成長を加速させる考えです。

日本の医療機関が直面する経営課題


日本の医療機関は経営面での厳しい状況に直面しています。「2024年度 病院経営定期調査」によれば、全体の74.9%の病院が医業利益で赤字を出しているとのことです。この赤字は医療サービスの質や地域医療の持続性にも影響を及ぼす深刻な問題とされています。

その背景には、収益機会の逸失や医事課の人材不足、経営指標の不透明さなど複数の要因が絡み合っています。これに対し、mutexはAI技術を駆使した「Reze」により、次の三つの価値を提供することを目指しています。

1. 収益向上の支援


請求漏れや返戻・査定漏れを防ぎ、医療機関の収益向上に寄与します。

2. 業務効率化と働き方改革


AIによる業務の自動化を通じて、医事課や医師の業務負荷を減らし、業務の効率化を図ります。

3. 経営指標の可視化


蓄積されたデータを活用し、経営指標を可視化することで、現場と経営を結び付け、意思決定を支援します。

医療機関の業務改革と収益最適化へ


「Reze」は医療機関全体の収益最適化を追求し、デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現に向けて進化を遂げます。

代表者のコメント


株式会社mutexの代表取締役熊澤洸平氏は、今回の資金調達について「医療業界の労働力不足と経営赤字は深刻な問題であり、迅速なDXの推進が重要だ」と述べています。そして、「Reze」による医療事務自動化と経営改善への強い意欲を示しました。

大いなる期待を込めた投資家のコメント


株式会社エムティーアイの社長前多俊宏氏は、mutex社の革新的なAI技術を評価し、今回の資金調達を通じてさらなる挑戦を応援することに深い喜びを感じているとコメントしました。これにより、医療現場での持続可能な経営モデルの実現に向けた期待が寄せられています。

今後の展開


今回調達した資金を元に、mutexは「Reze」の機能強化と導入拡大を進め、医療現場の実情に密着したSaaSソリューションの提供を継続します。今後、医療業界における持続可能なDXの実現に向けた取り組みに期待が寄せられています。

会社概要


  • - 会社名:株式会社mutex
  • - 本社所在地:東京都文京区本郷4-1-4 Design Place α 802
  • - 代表者名:熊澤洸平
  • - 設立日:2022年2月10日
  • - 資本金:約6000万円
  • - 事業内容:ソフトウェア及びハードウェアの開発・販売・コンサルティング

詳細やお問い合わせはこちらをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社mutex
住所
東京都文京区本郷4-1-4Design Place α 8F
電話番号

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