茨城県境町に新施設「境の魅力ある食」研究開発施設が完成
茨城県境町は、国の補助金を活用して「境の魅力ある食」研究開発施設を整備しました。この施設では、地元の米や野菜などを使用し、先進の冷凍技術を駆使した「冷凍鮨」を開発・生産・配送することができます。特に、江戸前冷凍鮨「鮨 銀座おのでら」など、新たな特産品化を進めています。
施設の特徴
施設は、鉄骨造りの平屋建てで、延べ床面積は約652.18㎡、敷地面積は約2,541㎡です。総事業費は約4億6139万円で、その内訳として、約2億9298万円が補助金からの支援を受けています。特に、デジタル田園都市国家構想交付金を活用したことが大きな特徴です。
落成式の詳細
落成式は、令和7年3月26日(水)の午前10時から行われ、瀬谷町長やONODERAグループの代表者を含む多くの来賓が出席します。この式典では、挨拶やテープカット、新施設の内覧会、試食会も予定されています。
地域経済への期待
この新たな施設の整備により、境町は地域特産品を充実させるとともに、さらなる販路拡大を目指しています。国内需要はもちろん、今後は国外にも市場を広げることで地域経済の活性化や新たな雇用創出に寄与することが期待されます。
ONODERAフードサービスの役割
ONODERAフードサービスは、「銀座おのでら」を中心に、伝統的な日本食を世界へ発信することを目指しています。彼らのネットワークは3カ国22店舗に広がり、一部ではミシュランガイドの星を獲得しています。この新施設の開設により、さらなる製品の品質向上や多様なメニューの提供が期待されています。
境町モデルの革新
境町では、今後の事業においてできるだけ負担をかけない方法を模索し、補助金の活用を最大限にしながら、事業を進める「境町モデル」を導入しています。これにより、無駄な借金を避け、得られた収入を再投資するというサステナブルな経済運営が行われます。
まとめ
境町に新たに設立された「境の魅力ある食」研究開発施設は、冷凍鮨など新しい地域の特産品を育成し、地域経済全体の活性化を図ります。地域の食材を活用した新たなビジネスモデルが、さらなる発展を遂げることが期待されているのです。これからの展開が楽しみです。