過疎地域の現状が明らかに!集落調査の最新結果報告

過疎地域の現状が明らかに!集落調査の最新結果報告



令和7年8月8日、国土交通省および総務省は過疎地域や条件不利地域の集落について現況把握調査を実施し、その結果を公表しました。前回の調査から5年が経過し、その間の集落の状況を把握することが目的で、特に人口動向と集落の存続に関する調査が行われました。

1. 調査の概要


この調査は、令和6年4月1日時点での過疎地域等に存在する集落を対象に、詳細なデータ収集が行われました。調査対象となるのは、1,085市町村で定義された条件不利地域に表れた集落で、人口や世帯数など基本的な情報が収集されています。具体的には、過疎地域、山村振興の対象地域、離島、半島、豪雪地帯などが含まれます。

調査票の配布と回収を通じて行われ、調査期間は令和6年10月3日から12月24日までと設定されています。

2. 調査結果のハイライト


(1) 集落数と人口動向


調査結果によると、過疎地域に存在する集落数は78,485集落で、全体の人口は1432.9万人であり、1集落あたりの平均人口は184.9人となっています。特に驚くべきは、65歳以上の高齢者が住民の半数以上を占める集落の割合が、前回の29.2%から40.2%に増加した点です。この結果は、全国的な高齢化の進行を反映しています。

過去5年間の変化

前回調査時点のデータと比較すると、集落数は75,321から76,015へと僅かな減少を示しましたが、集落人口は1,339.7万人から1,447.8万人へと大幅に減少したことが指摘されています。また、1集落当たりの平均人口も194.8人から180.2人と減少を見せています。これは無人化や集落再編の影響であると考えられます。

(2) 無人化のリスク


集落の存続に関する予測では、73.8%の集落が「当面存続する」との回答を得ましたが、無人化する可能性がある集落の割合が増加していることも否めません。前回調査で「無人化する可能性」という評価を受けた499集落のうち、63集落が実際に無人化したと報告されています。

(3) 交通手段の利用状況


無人化が危惧される集落では、交通手段の利用状況も変わっています。デマンドバスや乗合タクシーの利用は35.5%と増加傾向にあり、公営路線バスや民営路線の利用は減少しています。これらのデータは、交通インフラが住民の生活に与える影響を示しています。

3. 今後の対応とサポート


地域おこし協力隊や集落支援員といったサポート人材が活動する集落の割合も増加しています。集落支援員は28.8%、地域おこし協力隊は22.0%と、前回調査よりもそれぞれ増加しており、地域を支える人材の重要性が増していることがわかります。

4. 結論


今回の調査結果は、過疎地域における集落の現状を詳細に示し、今後の施策や支援体制の見直しを促す材料となるでしょう。国土交通省の今後の取り組みが、これらの地域にどのように活かされるのか、今後の動向に注目していきたいところです。

関連リンク

サードペディア百科事典: 国土交通省 過疎地域 集落調査

Wiki3: 国土交通省 過疎地域 集落調査

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。