カルビー、人的資本経営の新たな視点を提供
カルビー株式会社は、2025年9月26日に初の『Human Capital Report』を公開しました。このレポートは、株主や従業員を含むステークホルダーに向け、企業の人的資本に関する取り組みを詳しく伝えることを目的としています。
企業成長の重要な基盤として「全員活躍」を掲げるカルビーでは、全ての従業員が自身の役割を最大限に発揮し、企業価値の向上に貢献することが求められています。このレポートでは、カルビーの人財と組織の強みや変化を具体的に示し、従業員が共通の目標に向かって進むための指針を提供しています。
『Human Capital Report』の主な内容
カルビー流「全員活躍」の実現
「全員活躍」とは、多様な人財がそれぞれの強みを活かし、組織や社会に貢献しつつ、自身の成長を通じて幸せと誇りを感じることを目指しています。このビジョンの実現に向けたカルビーの取り組みが紹介されています。
独自指標「全員活躍指数」の策定
このレポートでは、国内コア事業を支える「α人財」と、海外や新規事業を推進する「β人財」の活躍を数値化する独自の指標「全員活躍指数」が開発されました。この指標により、人的資本経営の進捗を定量的に把握できるようになりました。
人的資本を通した価値創造ストーリー
2030年に目指す「Next Calbee & Beyond」という経営戦略と人財戦略が連動し、具体的な取り組みや施策方針について詳述されています。この取り組みは、企業としての成長だけでなく、従業員同士のコミュニケーション促進や人的資本への興味を高めることも期待されています。
このレポートを通じて、株主やステークホルダーにはカルビーの人的資本の強さが伝えられ、従業員同士の対話が深まることが目的です。将来的に、従業員が主体的に行動し、社会全体への貢献にもつながる持続可能な成長を実現することが目指されています。
経営陣のコメント
執行役員の人見泰正氏は「企業における価値創出の根源は『人財』」として、全員が強みを生かし、社会や顧客に貢献することの重要性を強調しました。『Human Capital Report』が、カルビーグループの地道な取り組みと人的資本経営への理解を深める一助となることが期待されています。
カルビーグループの歴史
1949年に創立されて以来、カルビーは自然の恵みを最大限に活かし、美味しさと楽しさを創造することで人々の健康に貢献してきました。企業理念に基づき、100年以上にわたって挑戦し続け、さまざまな社会課題の解決に取り組み、新たな食の未来を創造する企業を目指しています。