アディッシュプラス株式会社とホンダモビリティランド株式会社が結んだ「サステナビリティパートナーシップ」が、環境問題への取り組みとして注目されています。この提携により、ホンダモビリティランドが運営する鈴鹿サーキットでは、カープール型ライドシェアサービス「notteco」を活用し、ファンの移動によるCO2排出の削減を目指しています。
ホンダモビリティランドは、モータースポーツイベントの開催に伴う温室効果ガスの排出に真剣に取り組んでおり、2030年にはカーボンニュートラルの達成を目指しています。特に鈴鹿サーキットで行われるF1グランプリでは、観客が国内から移動する際の二酸化炭素排出量が全体の82%を占め、その多くが化石燃料を使用した自家用車によるものであるため、移動手段の見直しが急務となっています。
今回のパートナーシップにより、アディッシュプラスが提供する「notteco」は、ホンダモビリティランドが公認する相乗りサービスとして、観客の移動をサポートします。このシステムでは、利用者は安価に移動でき、ドライバーはガソリン代を節約することができます。具体的には、自家用車での相乗りを促進し、環境への負担を軽減することを目的としています。
アディッシュプラスは、nottecoの利用が鈴鹿サーキットのイベントに留まらず、今後さまざまな集客イベントにおいても拡大していく計画です。「地域の足を地域で守る」という理念に基づき、日常的にnottecoが利用されることを促進し、ホンダモビリティランドの環境配慮の取り組みに引き続き貢献していく構えです。
nottecoは、移動の楽しさと便利さを両立させるために開発され、「いつもの移動を、もっと楽しく」というコンセプトがあります。このサービスは、目的地が同じ利用者とドライバーをマッチングさせ、コミュニティの中での新たなつながりを生むことを目指しています。報酬が発生しないため、利用者同士での相乗りが促され、結果的に環境負荷の低減にもつながる仕組みです。
ホンダモビリティランドとアディッシュプラスのこのコラボレーションは、持続可能な社会の実現に向けた一歩となるでしょう。今後の活動には、各方面からの注目が集まっています。また、この取り組みが他の企業へも影響を与え、持続可能な移動手段が広がることが期待されます。アディッシュプラスの公式サイトでは、nottecoに関する詳細情報や利用方法が提供されており、環境意識の高い利用者を待っています。