地方の高校生・大学生が食の未来を担う!スローフード協会の「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」プログラムが助成事業に採択
食の未来を担う人材育成を目的とした、日本スローフード協会の「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」プログラムが、一般財団法人三菱みらい育成財団の2024年度助成事業に採択されました。
本プログラムは、地方の高校生と大学生を対象に、持続可能な食に関する総合的な知識を習得し、食料生産を担うアントレプレナー、”ガストロノーム”を育成することを目的としています。
食の未来を創造する、3段階のプログラム
「SLOW FOOD LEARNING JOURNEY」プログラムは、以下の3段階で展開されます。
1.
大学生メンター育成: 食や地域社会に関心の高い大学生をメンターとして育成し、高校生たちの学びをサポートします。
2.
高校生向けラーニングジャーニー: 食料生産に関連する分野を学ぶ高校生を対象に、スローフードの考え方や実践を学ぶための国内外のプログラムを提供します。
3.
グループでのPBLワークおよび最終発表会: 高校生はグループで課題に取り組み、学びを深め、最終的に成果を地域社会に発表します。
地方の若者へのアプローチと地域活性化
本プログラムは、都市圏よりも情報へのアクセスが限られている地方の高校生・大学生に焦点を当てています。大学事業と地域内高校との連携を強化することで、食に関わる人材を早期に発掘・育成し、地方の活性化を目指します。
食の未来への挑戦
「食」は、私たちの生命や暮らしに欠かせないものです。しかし、人口増加や気候変動、そして戦争や貧困など、食を取り巻く状況は日々変化しています。
スローフードは、1989年にイタリアで誕生し、現在では160カ国以上に広がっている国際的な草の根運動です。持続可能な食の生産・流通・消費を提唱し、食の未来を創造するために活動しています。
本プログラムでは、スローフードのネットワークを活用し、食に関する多様な知識や実践を学びながら、地域社会で活躍できる人材育成を目指します。
プログラム概要
期間: 大学生メンター: 2024年8月~2025年3月 / 高校生: 2024年10月~2025年3月
対象: 地方の大学1・2年生(5名) / 地方の高校1・2年生の4~7名のグループ(5組)
参加費: 無料
詳細:
https://slowfood-nippon.notion.site/SLOW-FOOD-LEARNING-JOURNEY-c2455f7c2dff494da3c528c34a239fd8
日本スローフード協会について
団体名: 一般社団法人 日本スローフード協会
本社所在地: 東京都中央区日本橋兜町17番2号 兜町第6葉山ビル4階
代表理事: 齊藤 めぐみ
設立: 2016年2月
事業内容:
日本全国のスローフードグループのネットワーク形成、草の根運動のサポート
絶滅危惧の在来種や伝統的な食品のリスト「味の箱船」プロジェクトに登録すべき食品の調査研究と登録支援
生産者と消費者をつなげるイベント
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HP:
https://slowfood-nippon.jp/
このプログラムを通じて、地方の若者たちが食の未来を担うリーダーへと成長していくことを期待しています。