「アナザー・ジャパン」始動
2022-05-26 15:58:43

学生と地域が連携する新たな可能性「アナザー・ジャパン」始動

学生と地方自治体の活用による新たなふるさとの魅力発見



三菱地所と中川政七商店が駆動する「アナザー・ジャパン」は、学生が地方自治体との協力を通じて自らのふるさとの良さを再発見するプロジェクトです。全国475の市町村が「2040年の消滅可能性都市」としての課題に直面する中、若者が地元に目を向け、地域の魅力を発掘しながら関係人口の創出を目指すというアイデアは、今後の地方活性化に向けた重要な一歩と言えます。

プログラムの目的とは?


本プログラムの主な目的は、故郷を離れ都市部で学ぶ学生が新たな視点で地元の魅力を学び、それを地域に還元することです。この取り組みにより、地域と学生が密接に関わり合いながら、相互の価値を引き出すことを目指します。具体的には、工芸品や食品の取り扱い、カフェでのコラボメニュー開発、イベント開催、SNSでの情報発信が行われ、各地域が持つ独自の魅力をアピールしていきます。

参画自治体の募集


地域活性化に向けたこのプログラムは、日本全国の自治体や商工会議所がこの取り組みに参加できるよう開かれています。第一期の募集期間は2022年5月26日から2023年7月末までですが、既に多くの自治体からの反響が寄せられています。この連携を通じて、地域の特産品や文化を学生たちが発信することが期待されています。

学生のメッセージ


「アナザー・ジャパン」の第一期生である18名は、「地元のために何ができるか」その思いを胸に集まりました。異なる背景や志望を持つ彼らですが、共通して「地元を輝かせたい」という熱い思いが育まれています。地元の方々とのふれあいや新たな発見を通じて、自らの地域に対する愛着が一層増していると彼らは語っています。このような熱意に触れることで、地方の新たな魅力を広めたいという目標が明確になってきたのです。

地域活性化プログラムの詳細


「アナザー・ジャパン」では、様々なメニューを展開し、地域と学生が寄り添う関係を築いていきます。店頭活用メニューでは、アナザー・ジャパンの店舗を通じて地域産品を積極的にPRする場が設けられます。具体的には、棚貸しやパンフレット配架、カフェメニューの開発、トークイベントの開催などが行われ、地域の魅力を広く発信する仕組みが整っています。さらに、地域連携メニューとして出張出店やオンラインイベントも企画されています。

メディア活用でのPR


地方のプロモーションには「TURNS」との連携が不可欠です。地域との関わりが深い学生を取材し、雑誌やWeb上でその活動を広めることで、学生と地域のつながりを強め、消費者へのアプローチを行います。また、地域の特産品を紹介する冊子やフリーペーパーの配布も注目されています。

アナザー・ジャパンの未来


アナザー・ジャパンの取り組みは、東京駅から徒歩5分の「TOKYO TORCH」にて展開されており、2022年8月の開業を目指しています。学生たちが地域を経営することで、地元企業との新たな関係創出を図り、将来的には地方での就職や起業を促進する期待も寄せられています。これからの日本が抱える地域問題の解決に向けて、学生たちの積極的な参加が、地域活性化の鍵となることを心から願います。

会社情報

会社名
アナザー・ジャパン
住所
東京都千代田区大手町2-6-3
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。