今年の仕事始め、社会人の77.5%が上司に不満を抱える

2025年の仕事始めに関する最新調査

近年、多くの企業で新年の仕事始めに職場環境の見直しが求められていますが、2025年の仕事始めに関する調査が行われ、その結果が注目を集めています。この調査は、パーソルキャリア株式会社が運営する調査機関『Job総研』の『Job weeQ』によって実施され、834件の匿名投稿が寄せられました。これによると、約77.5%の社会人が新年の仕事早々に何らかの不満を抱えていたことが判明しました。

上司に対する不満が最多

特に「上司に対する不満」が36.3%を占め、最も多かったことが印象的です。他にも、「同僚に対する不満」が18.5%、そして「休暇や休暇の取り方」に関連する不満が13.7%という結果となりました。上司への不満としては、年末年始の予定を不必要に聞かれたり、年始早々に仕事の指示がないまま出社を求められるなど、具体的な事例が続出しました。

1.「年末年始は体調不良で在宅勤務していたが、出社を強く求められた」
2.「年始から上司が休暇だったので、指示を待たなければならなかった」
3.「休暇明けに感謝の言葉を強要された」といった声が挙がっています。

有給休暇取得者への不満

興味深いのは、年末から新年にかけて有給休暇を取得した同僚に対して不満を感じたという意見も多く寄せられ、共感派が59.0%に達しました。有給の権利については賛否が分かれ、正当な休暇であるべきという意見がある一方で、周囲に与える影響を心配する声も見受けられます。こうした状況は、企業の働き方改革が進む中での新たな課題として浮上しています。

これからの働く環境の見直し

結果として、この調査からは多くの社会人が年始の仕事に対して「モヤモヤ」を抱え、上述のような不満が多岐にわたることが浮き彫りとなりました。集まった意見に基づいてこのような問題点を早期に解決するためには、企業が働き方や職場環境の見直しを行い、労働者が働きやすい環境を整えることが求められています。

企業は、上司と部下とのコミュニケーションの質を上げることや、フレキシブルな働き方を導入することで、働く人々の不満を軽減し、より良い労働環境を築き上げることが重要です。今後のJob weeQでは、こうした意見をもとにさらなるリニューアルが計画されています。