アプライト電器株式会社が新型救難装置「ESAB-Hmini」を発表
2026年3月13日、アプライト電器株式会社(東京都)は、音波と気泡を利用した非常用位置通報装置「ESAB(Emergency Sonic & Bubble Activating Beacon)」の個人装着型モデル「ESAB-Hmini」を発表しました。これに伴い、本技術の商業化を目指し、開発パートナー企業を募集中です。
従来の救難装備の課題
現在普及している救難装備の多くは、EPIRB(緊急位置指示無線標識装置)やPLB(個人位置指示無線標識装置)など、電波通信を前提としたものです。しかし、これらの装置は水面上での通信に特化しており、水中での位置を発信することは不可能です。これを受けて開発されたのが「ESAB」技術です。
ESABは音波と気泡といった物理信号を利用し、水中、表面、そして空中の捜索を連続的に可能にする新しい救難装置です。これにより、救命活動の効率が劇的に向上する可能性を秘めています。
ESAB-Hminiの特長
ESAB-Hminiは、個人が直接装着できる小型モデルで、電源を必要としないため非常に便利です。具体的には、救命胴衣のように浮力で命を守るのではなく、位置通報機能によって見つけ出されるまでの時間を短縮できる装備といえます。
この装置は以下の分野での活用が期待されています:
- - 漁業従事者
- - 港湾作業者
- - 水上スポーツ愛好者
- - 沿岸警備
- - 海上作業者
市場のニーズ
アプライト電器では、ESAB-Hminiの年間需要を約10,000〜50,000台と試算しており、単価は0.5万〜2万円、全体の市場規模は5〜20億円に上ると予測されています。特に沿岸漁業者や港湾作業者、水上スポーツに従事する人への浸透が期待されています。
技術成熟度と今後の展開
現在、ESAB技術は技術成熟度レベル(Technology Readiness Level)がTRL2、小型モデルに関しては技術的な難易度が低く、救命装備や安全装備のメーカーが開発に携わるにあたって有利な条件があります。これから設計や試作を行い、完成形に近づけるための必要なパートナーシップを求めています。
開発パートナー企業の募集
アプライト電器は「ESAB」技術の多くのメリットを伝えつつ、開発および製品化に興味のある企業からの連絡を歓迎しています。当社は技術提供や開発協力を通じて、製品化の取り組みを支援することを計画しています。
今後もアプライト電器は新たな技術や装置を提案し続け、「ESAB」はその第一歩となります。
会社概要
技術的な注記
記載されている性能や到達距離、適用深度は、設計条件や海況、環境に依存するため注意が必要です。
お問い合わせ先
- - 担当者: 林
- - 電話: 03-6410-7752
- - 携帯: 090-8580-4990
新しい時代の救難装置として注目を集める「ESAB-Hmini」、その開発にぜひご参加ください。