AI技術が切り開く未来
2024年12月、Lazuli株式会社はシリーズBラウンドで10億円の資金調達を完了しました。この資金は、AI技術を駆使した「Lazuli PDP(Product Data Platform)」の開発やソリューション提供に使われる予定です。資金調達をリードしたのはグローバル・ブレイン株式会社で、SBIインベストメント、Carbide Venturesも引受先として名を連ねています。
2020年に創業したLazuliは、AIを用いた自然言語処理や大規模データ処理技術を活かし、食品や日用品、電化製品などの幅広い分野での課題解決に取り組んできました。その成果として、アサヒビールやロッテ、ヤマダデンキなどの名だたる企業からも採用されています。特に、データ統合や顧客体験の向上を図るデジタル施策において、驚異的な効果を発揮しています。
Lazuli PDPの仕組みと利点
Lazuliが開発した「Lazuli PDP」は、複数の外部データベースで管理されている商品情報を一つにまとめ、使いやすい形式で整備するプラットフォームです。製造業者や小売業者が持つさまざまな商品データをAIを通じて名寄せし、製品の特性やそれに関連する利用シーンに基づいてメタタグを付与・関連付けを行います。これにより、効率的なデータ管理が実現し、業務の効率化と新たな価値創出を促進します。
各種ツールにも自動で連携され、情報をリアルタイムで活用できるため、企業は迅速に対応することが可能となります。これにより、顧客との接点をより強化し、デジタル施策を効果的に進めることができます。
導入企業の声
既にLazuli PDPを導入した企業の関係者からも高評価の声が寄せられています。アサヒビールの業務用統括部の阪上伸太郎氏は、「Lazuli PDPの導入によって、データ収集や整備の効率が大幅に向上しました。顧客データを活用した施策も飛躍的に進化しています」と語っています。また、ベイシアの戸枝智存氏も「Lazuliのソリューションは、私たちのマーケティング戦略を一変させました」とコメントしています。
さらなる成長を目指して
Lazuli株式会社は今回の資金調達を受け、各職種の採用も行っています。新たな人材を迎え入れ、さらなる成長を遂げることを目指しています。興味のある方は、採用ページを確認してみてはいかがでしょうか。なお、代表取締役の萩原静厳氏はブログを通じて、感謝の気持ちと今後の決意を表明しています。ブログのリンクもぜひチェックしてみてください。
Lazuliが業界に与える影響は大きく、今後の活躍にますます期待が寄せられています。AI技術を駆使した新たなソリューションが、どのように企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させていくのか、目が離せません。