第18回「小学生『夢をかなえる』作文コンクール」の結果
日本FP協会が主催する「小学生『夢をかなえる』作文コンクール」は、今年で第18回を迎えました。このコンテストは、全国の小学生に将来の夢を描かせ、その実現に向けたライフプランについて考えることを目的としています。コンクールには、今年も多数の作品が寄せられ、合計で1,472作品が応募されました。中には、学校からの集中的な応募もあり、全体の中に45校から1,425点という数字が含まれています。
入賞者とその作品
特に注目すべきは、最優秀賞に輝いた入賞者です。低学年部門の受賞者は、愛媛大学教育学部附属小学校の1年生、若狭早さんによる「ほっかほかのパンやさん」という作品です。若狭さんは、パン屋になるという夢をテーマにした作文を提出しました。高学年部門では、筑波大学附属小学校の4年生、石井瑛人さんが「将棋界の価値ある『歩』に」という作品で受賞しました。彼は指導棋士になるという夢を語っています。また、最優秀学校賞として、東京都の筑波大学附属小学校も表彰されました。
将来の夢ランキング
このコンクールでは、「将来なりたい職業」についての集計も行いました。その結果、男子で最も人気のあった職業は「サッカー選手・監督」で、70人がこの職業を選びました。女子の1位には「イラストレーター」と「保育士」が同数でランクインし、それぞれ33名がこの職業を希望しました。驚くことに、男子の1位の職業は6年連続で変わらず、女子の職業は昨年度の結果を反映した結果となっています。
コンクールの意義
この作文コンクールは、小学生たちがただ夢を語るだけでなく、その夢を実現するために必要なライフプランを考えることを促進しています。子どもたちは異なる職業について調べたり、自分の好きなことを深く掘り下げたりすることで、将来への具体的な道筋を描く機会を得ます。また、金融教育の観点からも、応募者はライフプランシートを作成し、実現に向けた資金計画についても検討しました。
まとめ
第18回「小学生『夢をかなえる』作文コンクール」は多くの小学生の想いが詰まった貴重なイベントです。入賞作品は当協会の公式ウェブサイトでも紹介されており、未来を担う子どもたちの情熱を感じることができるでしょう。来年度の応募は5月から始まりますので、今から準備を進めたいという小学生には楽しみな時期になります。これからも、多くの子どもたちの夢がその先で実現することを願っています。