アニュアルレポート発行
2024-01-24 10:00:03

慶應医学部発ベンチャー協議会が新たな年を迎えたアニュアルレポート発行

慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会のアニュアルレポート2023 Vol.4発行



慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会が2024年1月24日に「アニュアルレポート2023 Vol.4」を発行しました。この協議会は、福澤諭吉の独立自尊の教えを基盤に、次世代のイノベーターを育成し、社会改革を目指す取り組みを進めています。現在、東京都新宿区に拠点を置き、ベンチャー企業19社と7社の協賛企業を会員に擁しています。

今回のアニュアルレポートでは、スタートアップエコシステムの深化や学習機会の提供に関する活動が紹介されています。また、2019年から毎年発行されているこのレポートは、会員企業の取り組みや最新情報を広く伝えることを目的としています。特に、以下の内容が注目されています。

スペシャル対談:東京大学と慶應義塾大学



本年度のレポートにおいて、特別対談として「世界に伍して行く大学発スタートアップ創出に向けた提言」が掲載されています。この対談には、東京大学の各務茂夫教授と慶應義塾大学の新堂信昭教授が登場し、日本の大学発スタートアップの創出に向けての提言を行いました。二人は、日本経済の成長に不可欠なスタートアップの重要性について話し合い、それを実現するためのガイドラインを示しました。

新規会員企業の紹介



2023年には、新たにDireava株式会社と株式会社FerroptoCureが会員に加わりました。アニュアルレポートでは、両社の代表者に対するインタビューも収録されています。Direava株式会社の竹内優志氏は、手術の未来を切り開くAI技術について語り、FerroptoCureの大槻雄士氏は、新たな癌治療法の開発に取り組んでいるという点を強調しました。

会員企業の活動と業績



また、19社の会員企業それぞれが2023年の重要な動きを紹介し、そのコア技術や事業内容が詳しく説明されています。特に、株式会社ケイファーマが東京証券取引所グロース市場への上場を果たすなど、注目される成果が多く報告されました。

起業を目指す学生へのメッセージ



レポートには、優れた起業家からのメッセージも含まれています。Heartseed株式会社の福田氏やレストアビジョンの堅田氏、iMU株式会社の名倉氏が、医学部を目指す学生や研究者に向けて起業の重要性とそのプロセスを伝えています。これにより、次世代の医療業界における革新を刺激することを狙っています。

慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会について



慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会は、2015年に学校教育法が改正され、大学のイノベーションが重視される中で設立されました。創立者の福澤諭吉の思想を受けて、医学部のメンバーが集まり、自主的な活動を行う場として機能しています。会員企業が持つ知財数や研究助成金、株式資金調達のデータもデータとして提供されており、業界の成長性を示す要素として投資家にも注目されています。

このアニュアルレポートを通じて、慶應義塾大学医学部のベンチャー企業がどのように成長し、社会に貢献しているのかが明らかになりました。

会社情報

会社名
慶應義塾大学医学部発ベンチャー協議会
住所
東京都新宿区信濃町
電話番号

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