日本さばける塾2024の参加者募集中
一般社団法人海のごちそう推進機構が実施する「日本さばける塾2024」は、全国から事業者を募集中です。募集は2024年9月4日から30日まで。このプロジェクトは、魚を実際にさばく体験を通じて、地域の郷土料理を作り、伝えることで日本の豊富な海の食文化を継承することを目指しています。これにより、地元の料理を全国に広める機会を提供し、次世代への美しい海の引き継ぎを図ります。
背景
日本周辺の海洋環境は変化しており、馴染みのない魚の食べ方を学ぶ機会が求められています。古くから日本の海の食文化がその問題に対する答えを示してきました。地域毎に伝わるおいしい食べ方を共有することで、豊かな海の食文化を守ることを目指します。
「海を味わう十の技法」という調理技法は、基本の「五法」として「切る」「煮る」「焼く」「揚げる」「蒸す」の方法に加え、「締める」「醸す」「干す」「燻す」「漬ける」を組み合わせたものです。この技法を通じて地元の食材の魅力を再発見し、郷土料理の価値を学べる場を提供します。
事業者の応募について
今回の事業者募集は、地元の「海の食文化」を全国に発信したい方を対象としています。応募は2024年9月4日から9月30日までの期間内に行う必要があります。応募方法は、公募ページからエントリーシートをダウンロードし、企画概要を記入して事務局宛にメールで送信してください。また、応募要件は、地元の文化を発信したい事業者であればどんな方でも大歓迎です。
結果通知は、10月上旬を予定しています。採択された事業者は、2024年11月から2025年2月の期間に、地元の旬な魚介類を使ってプログラムを展開します。プログラムには、魚をさばく実践や、十の技法を駆使した郷土料理の調理法、そして「海の食文化」に関する講義が含まれています。
プログラムの詳細
プログラムに参加する対象者は、小学生高学年から高校生まで。保護者の同伴も可能です。事務局との相談により、具体的な開催日を決定します。参加費は各事業者で設定することが求められており、活動には補助金も用意されています。詳細は公募ページで確認できます。
団体について
このプロジェクトを推進する一般社団法人海のごちそう推進機構は、日本の海の食文化の価値を向上させるために、「さばける塾」や「さばけるチャンネル」を通じてさまざまな取り組みを行っています。また、海と日本をテーマにしたプロジェクトも推進中です。
日本の美しい海を守るため、次世代に文化を引き継ぎ、多くの人とつなげるこのプロジェクトに、ぜひ参加を検討してみてください。