新しい旅行体験
2020-05-19 07:30:03
海士町が提案する新しい旅行体験「リモートトリップ」の魅力とは
新しい旅行体験「リモートトリップ」
新型コロナウイルス感染症が影響を及ぼす中、観光業は厳しい現実に直面しています。その中で島根県の海士町は、新たな旅行スタイルを提案しています。自宅にいながら旅行の享受が可能な「リモートトリップ」は、環境の変化に適応した革新的な取り組みです。このプログラムは、リモートでも五感を使って海士町の魅力を体験できる点が特徴です。
海士町とその魅力
海士町は、隠岐諸島の一つで、自然に恵まれた美しい島です。年間3万人もの観光客が訪れ、地域の特産品や文化も体験できることが魅力の一つです。しかし、コロナ禍によって観光客が減少し、宿泊施設や飲食店などが大きな打撃を受けています。この状況を受け、海士町観光協会の子会社である株式会社島ファクトリーが立ち上げたのが「リモートトリップ」です。
リモートトリップの体験
「リモートトリップ」は、参加者に事前に送られた地元の食材を使用して、海士町をリアルに感じながら楽しむイベントです。最初のトリップでは、大きな岩牡蠣を参加者に配布し、ビデオ会議を通じて島のスタッフが開け方を指導。皆が同時に牡蠣を開け、磯の香りを楽しむことができます。その後はバーチャルツアーを通して、美しい自然や地域の人々との交流が行われ、参加者同士のつながりを大切にしたプログラムが展開されます。
地元産品のオンライン販売
海士町の特産品をさらに多くの人に届けるために、海士のてしごとマルシェも開始されました。こちらは、地元で採れた新鮮な食材や、伝統的な料理を自宅で楽しむことができるセットを通販で提供しています。特に、海士町産の岩牡蠣や「隠岐牛」、地元産野菜が詰め込まれた豪華なセットが人気を博しています。これにより、外出自粛の状態でも、海士町の魅力を味わう機会が広がります。
今後の展望
リモートトリップは、コロナウイルス感染症による観光業の危機を乗り越えるための新たな挑戦です。さらに、この取り組みは他の地域にも波及し、全国の観光業者と知見を共有していくことを目指しています。10月には、海士町と宮城県気仙沼を同時に巡るイベントも予定されています。これにより、地方の魅力を知ってもらい、将来的には実際に訪れる観光客の獲得につなげることが期待されています。
まとめ
リモートトリップは旅行の新たな形を示す取り組みであり、海士町の魅力を再発見させてくれる機会です。自宅にいても旅行気分を味わいたい方や、地方の食材を楽しみたい方には最適なプログラムです。これからも、海士町が誇る素晴らしい自然や文化を楽しむ方法が増えることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社島ファクトリー
- 住所
- 島根県隠岐郡海士町福井1365-5
- 電話番号
-
0851-22-0101