マルトモ、愛媛大学との共同研究でかつお節かび由来物質の抗アレルギー効果を発見！

かつお節から生まれた新発見！マルトモと愛媛大学の共同研究が明らかにした抗アレルギー効果

長年、食文化に貢献してきたマルトモ株式会社は、愛媛大学との共同研究で、かつお節かびから生まれた物質「ネオエキヌリンA」の抗アレルギー効果を解明しました。この画期的な発見は、2024年7月13日に宮崎大学で開催された「生物機能研究会」で発表されました。

ネオエキヌリンAは、1995年にマルトモが抗酸化物質として論文発表した物質です。今回の共同研究では、培養細胞実験で、ネオエキヌリンAがアレルギー反応を引き起こすヒスタミンを含む顆粒の放出（脱顆粒）を抑制することが明らかになりました。さらに、アレルギー反応に関わる細胞内因子への影響を研究することで、ネオエキヌリンAが抗アレルギー効果を示すメカニズムを解明しました。

研究チームは、かつお節中のネオエキヌリンA含量は未測定であるものの、かつお枯節がアレルギー症状を緩和する可能性を示唆しているとしています。

100年以上の歴史を持つマルトモの挑戦

マルトモは、長年培ってきた「だし」に関する知識と技術を活かし、食の安全と健康に貢献するため、研究開発に積極的に取り組んでいます。今回の研究成果は、伝統的な食文化の中に、現代社会の健康課題に対する有効な成分が存在する可能性を示唆するものです。

マルトモは、今後も最先端の研究と伝統的な知恵を融合させ、社会に貢献する新たな価値を生み出していきます。

かつお節の未来は？

今回の研究成果は、アレルギーに悩む多くの人々に希望を与えるとともに、かつお節の新たな可能性を切り開くものと言えます。将来的には、ネオエキヌリンAを配合した食品やサプリメントの開発など、健康増進に役立つ様々な応用が期待されます。

マルトモは、これからも研究開発を進め、食文化を通じて人々の健康と豊かな暮らしに貢献していきます。