クルマエビ養殖実験
2024-09-12 09:33:22

那賀町でクルマエビ養殖の実証実験がスタート!過疎地活性化の新たな試み

那賀町でクルマエビの陸上養殖実証実験が始動



2024年8月20日、徳島県那賀町にて休校中の平谷小学校の施設を利用し、クルマエビの陸上養殖に関する実証実験がスタートしました。このプロジェクトは、地域活性化と地方創生を目的とした画期的な取り組みであり、クルマエビ養殖の成功が今後の過疎地復興に寄与すると期待されています。

実証実験の背景



この取り組みの背後には、2022年に博報堂プロダクツと那賀町が結んだ地域活性化に関する包括連携協定があります。この協定に基づき、「那賀町みらい創造プロジェクト」が立ち上がり、将来にわたる地域活性化へ向けた構想が練られてきました。

多くの遊休施設が存在する中、今回の実証実験が選ばれた理由は、遊休施設を積極的に活用することが過疎地域の新たな可能性として考えられたためです。文部科学省のデータによれば、日本には既に8,000校以上が廃校となり、今後25年以内にさらに10,000校以上が廃校になると予想されています。これに対処する方法として、社会課題解決型のビジネスモデルが求められています。

遊休施設を最大限に活用



徳島県那賀町は、人口約7,439人、高齢化率が46.6%と過疎化が進行しています。さらには海に面していないため海水魚の養殖には不利な環境です。しかし、このような逆境の中で成功した場合、同様の地域でもモデルとなり得る展望があります。実験には、平谷小学校の給食室が活用され、クルマエビの成長過程が間近で観察できる貴重な機会となるでしょう。

未来へ向けた展開



今回の実証実験は、次年度以降の商業的な養殖に繋がる重要なステップとなります。特に、平谷地区はゴーストタウン化の懸念が高まる場所であり、その成功がこの地域だけでなく、全国の過疎地にとっても励みになることが期待されています。

株式会社Seaside Consultingの取り組み



株式会社Seaside Consultingは、国内で初めて耕作放棄地を利用したエビの陸上養殖を実現した企業です。様々な地域活性化プロジェクトにも取り組み、過去にはホテル業界におけるエビ養殖プロジェクトでも成功を収めています。また、近年では低エネルギー運用の陸上養殖水槽に関する特許も出願し、研究開発に力を注いでいます。

まとめ



那賀町でのクルマエビ陸上養殖実験は、ただの養殖活動に留まらず、地域の活性化や過疎化防止へ向けた実験的な試みです。このプロジェクトが成功を収めることで、全国の過疎地方への希望の光となることが期待され、多くの関係者にとって新たなビジネスモデルとしての展望を開く道となるでしょう。引き続き、地域と共に成長していく姿勢で、様々な社会課題の解決に取り組んでいきたいと考えています。


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