株を手放さずに成長できる新しいモデル「ゴゼンクラフトゼロワン」
2023年、GOZEN(ゴゼン)を運営する株式会社drapologyが新たなクリエイティブ投資スキーム「ゴゼンクラフトゼロワン」を発表しました。これは、クリエイターが自身の株を放棄することなく、事業の成長を実現するためのモデルです。GOZEN社は、この新しいビジネスモデルを通じて、中小企業やスタートアップの支援を目指しています。
ゴゼンクラフトゼロワンとは何か?
「ゴゼンクラフトゼロワン」は、事業初期段階において、高度なスキルを持つワーカーが低コストの固定報酬で事業に参与し、M&Aなどの成果達成時には成功報酬を受け取る仕組みです。これにより、クリエイターは自らの事業を手放すことなく、持続的な成長が期待できるのです。
モデル契約書は無償で配布され、企業は自社のニーズに合わせて利用することができます。この新モデルは、特に資金に制約のあるクリエイターや中小企業にとって、多大な利便性を提供します。
第1号契約「TOKYO LOLLIPOP」との連携
GOZENは早速、「TOKYO LOLLIPOP」を運営するconcon株式会社との第1号契約を結びました。このブランドは伝統工芸の「高崎だるま」を現代風にデザインした製品を展開しており、日本国内外のメディアにも頻繁に取り上げられています。代表の髙橋史好氏は、2024年のForbes Japan「Culture-Preneurs 30」にも選出されています。
髙橋氏は、「艶のあるお商売をしよう」とのビジョンを掲げ、ミニマリスティックな美しさとブランドの個性を大切にしています。GOZENとの連携により、彼の率いるチームは、クリエイティブとビジネスのバランスを重視した成長を確実に実現しています。
弁護士の意見:新しい契約形態の意義
ゴゼンクラフトゼロワンのモデル契約書の作成に協力した弁護士、稲田遼太氏は、中小企業やフリーランスに特有の資金不足の課題に対処するための新しいアプローチの重要性を強調しています。この契約の特長は、株式を交付せずにレベニューシェアを行える点にあります。
「これにより、中小企業やフリーランスが魅力的な挑戦をしやすくなる」と彼は述べています。
精緻なロゴが示す親しみやすさ
「ゴゼンクラフトゼロワン」のロゴは、民藝にインスパイアされたデザインで、クリエイターとビジネスパーソンが協力して共感し合う様子を象徴しています。ロゴを手掛けたNonnieは、温かみのある色合いを用いて、手仕事の温もりを表現しました。
GOZENのビジョン:クリエイターの商売を支援
GOZENの代表、布田尚大氏は、クリエイターの可能性を極限まで信じる企業文化の重要性を説いています。彼らの目標は、創造性を重視し、健全かつ持続可能なビジネスの成長を促すことです。
「ゴゼンクラフトゼロワン」が、多くのクリエイターと企業に新たな可能性を提供することを期待しています。今後、このモデルを活用し実現される多くの成功事例が日々生まれるでしょう。
まとめ
「ゴゼンクラフトゼロワン」は、株を手放さずに成長できる新しいクリエイティブ投資の形を提供します。GOZENとconcon株式会社のコラボレーションがもたらす未来に、業界の注目が集まっています。クリエイティブな企業がどのように成長していくのか、今後の展開が待たれます。