みらい創造インベストメンツが新たに「みらい創造3号ファンド」を設立しGXを促進

みらい創造インベストメンツが設立「みらい創造3号ファンド」

株式会社みらい創造インベストメンツが、2025年12月に新たに「みらい創造3号ファンド」を設立したことを発表しました。このファンドは、東京科学大学などの教育機関と連携し、グリーントランスフォーメーション（GX）およびディープテック領域に特化しています。

ファンドの成長目標は60億円で、最大資金は80億円まで拡大可能となっていますが、初期段階で既に80%の資金を集めることに成功しています。このファンドは、特にシードやアーリーステージの大学発スタートアップ、先端技術ベンチャーへ投資し、ハンズオン支援を通じて、日本国内でのGXイノベーションや新たな産業の創出を目指しています。

みらい創造インベストメンツの成り立ち

みらい創造インベストメンツは、2014年に成り立った独立系ベンチャーキャピタルです。設立当初から東京科学大学と連携を深め、大学発の技術を生かしたスタートアップへの投資を行ってきました。これまでに「みらい創造1号ファンド」と「みらい創造2号ファンド」が設立され、合わせて数多くのスタートアップに資本提供をしており、その成果として4社が上場を果たしています。

3号ファンドの詳細

基本情報

- 名称: みらい創造3号ファンド
- 設立日: 2025年12月1日
- ファンド規模: 目標60億円、最大80億円
- 運用期間: 10年（最大3年の延長可能）

投資対象

このファンドは、東京科学大学に関係するベンチャーや国立大学の関連企業、その他有望な技術系スタートアップへの投資を検討しています。

主な投資領域

特に、GXを始めとするカーボンニュートラル、次世代エネルギー、省エネ技術、さらには医療関連のライフサイエンス、宇宙やロボティクスなどの先端技術まで幅広く対象としています。

投資ステージ

シードやアーリーステージの案件を中心にリード投資を行い、時にはフォロー投資も行います。

投資チームの構成

ファンドの運用は、代表取締役の岡田祐之が担い、彼はGXやエネルギー政策における長年の経験を持っています。また、ファンド設計に携わった金子大介や、エグジットの経験を持つ高橋遼平を含むチームで構成されています。これにより、技術とビジネスの両面からスタートアップの成長を支援する体制が強化されています。

みらい創造3号ファンドの特徴

本ファンドは、資金調達から技術検証、顧客開拓、事業モデルの構築に至るまで、スタートアップの成長過程を一貫してサポートする「ベンチャークリエーション」を掲げています。さらに、地域産業との連携を強化するため、さまざまな大学や地方企業との協力を重視し、国内外からの地域産業へと技術を導入する仕組みを構築しています。これにより、GXを中心としたスタートアップの拡大を狙った「成長ハブ」としての役割も果たします。

最後に

みらい創造インベストメンツは、研究開発型スタートアップの創造と成長を通じて、未来の日本経済を形作る重要な役割を果たしています。「みらい創造3号ファンド」を通じて、さらなるGXの推進と、革新的な技術の誕生が期待されています。今後の展開に注目です。

詳しくは公式サイトをご覧ください: みらい創造インベストメンツ公式サイト