歯科デジタル化を加速する3Dプリンタ『SprintRay』が登場

株式会社ヨシダ（本社：東京都台東区、代表取締役社長：山中一剛）は、歯科医療現場のデジタルワークフローをサポートする3Dプリンタ『SprintRay（スプリントレイ）』の日本国内での販売を開始しました。この発表に先立ち、9月23日に開催された大規模イベント『3D Next in JAPAN』には200名を超える歯科医療関係者が参加し、その機能や活用事例について展示されました。

デジタル化の必要性への応答

近年の歯科医療分野におけるデジタル化の流れは、3Dプリンタを活用した補綴物や矯正装置の製作において、その精度と効率性の高さから注目を集めています。しかしながら、従来の3Dプリンタは操作習熟度、材料対応、導入コストといった課題があり、これが普及を妨げている可能性があります。

このような中、ヨシダは、歯科分野に特化した3Dプリンターメーカーである米国SprintRay社に焦点を当てました。SprintRay社の製品は、歯科治療に求められる精度、スピード、そして使いやすさを兼ね備え、幅広い専用材料を提供します。

これにより、補綴、矯正、インプラントガイドなど、多様な臨床ニーズに応えることができます。また、直感的な操作が可能なソフトウェアと充実したサポート体制により、初めて導入する歯科医院や技工所でも安心して利用できるようになっています。

『3D Next in JAPAN』の成功

9月23日に開催された『3D Next in JAPAN』イベントは、東京・赤坂インターシティAIRにて行われ、全国から集まった200名以上の歯科医療従事者が参加しました。イベントでは、スプリントレイのデモンストレーションや、すでに製品を導入した歯科医院による症例発表、さらにはデジタルデンティストリーに関する特別講演が行われました。参加者は熱心に講演に耳を傾け、デジタル分野の進化について学びました。

日本デンタルショー2025の反響

9月26日から28日にかけてパシフィコ横浜で行われた日本デンタルショー2025では、ヨシダのメインブースにおいて『スプリントレイ』が展示され、多くの来場者の関心を集めました。実際に製品に触れて、その使いやすさを体験したり、造形の実演を見たりする訪問者が数多くいました。このブースには連日、多くの来場者が訪れ、大きな反響を得ました。