にっぽんの宝物 世界大会 2024がシンガポールで盛大に開催
2023年8月21日と22日に、シンガポールのセントーサ島にある「Sol & Ora @ 1-Altitude Coast」において、「Undiscovered Gems of Japan World Championship 2024」が行われました。この大会は、株式会社にっぽんの宝物の主催で、シンガポールのレストラン運営会社である「1-GROUP」の協力を得て開催されました。
世界大会の概要
この一大イベントは、日本全国から選りすぐりの事業者が参加し、地域大会での上位入賞者が集まりました。2019年度から2023年度までの期間で優秀な成績を残した約18組の事業者が、4つの部門に分かれてグランプリの称号を目指して競いました。出場者は、岩手、熊本、群馬、高知、東京、佐賀、滋賀、静岡、八丈島、奈良といった多様な地域から集まりました。
受賞商品の発表
大会では、各部門で数々の優れた商品が審査され、以下のような受賞が決定しました。
最強素材部門
- - グランプリ: 岩手の「白仙(山地ダブルクリーム)」
- - 準グランプリ: 佐賀の「フレッシュ“味香みかん”」
- - 審査員特別賞: 栃木の「奇跡のたまご」
地域独自体験&工芸・雑貨部門
- - グランプリ: 滋賀の「琵琶湖の循環する恵みを味わう」
- - 準グランプリ: 八丈島の「黄八丈つまみ細工」
職人の知恵部門
- - グランプリ: 静岡の「酒盗の恵み塩」
- - 準グランプリ: 群馬の「藤稔の燻製ぶどう」
にっぽんスイーツ部門
- - グランプリ: 奈良の「大和国吉野くず」
- - 準グランプリ: 滋賀の「シュワグルト」
受賞商品は、シンガポール、タイ、中東地域での商談に発展する見込みです。特に関心を集めているのは、受賞商品を扱いたいというニーズが高まっていることです。
審査員の顔ぶれ
この大会には、シンガポールで活躍するレストランオーナーやシェフ、投資家、インフルエンサーなど、多彩な経歴を持つ審査員が名を連ねました。それぞれが日本の文化や食材、技術に対する深い理解を持ち、受賞商品の選定に貢献しました。
にっぽんの宝物プロジェクトの意義
「にっぽんの宝物」は日本の地方資源を生かすべく、地域創生を目的としたプロジェクトです。地方の優れた商品や技術が正しく評価されることで、それらを広く発信し、事業者の経済的な成功に繋げます。今大会もその一環として、日本の魅力を世界に伝える機会となりました。
今後の展望
2024年もこのイベントは継続され、日本の魅力をさらに発信する場となることでしょう。今大会での成功を受け、今後もシンガポールのレストランでのメニュー導入が進むことが期待されます。事業者は今後も新たな市場開拓に向けて活動を広げていくことでしょう。日本の地域資源が世界で注目を浴びる日は近いかもしれません。