青森県産『葉とらずりんご』を生かしたプロジェクト始動
青森県弘前市を中心に栽培されている『葉とらずりんご』のブランディングプロジェクトが、デザイン学部とパティシエ学科の学生によって始まりました。このプロジェクトは、クリエイティブなデザインの力を活用して、新しい市場を開拓することを目的としています。学校法人Vantan(バンタン)は、これまでにファッションやアート、フード分野での教育を通じて、多くの即戦力人材を育成してきました。
この取り組みの大きな目的は、ただ見た目の良さだけを重視するのではなく、しっかりとした美味しさと安全性を持つ『葉とらずりんご』の魅力を伝えることにあります。お米や野菜同様に、果実でも消費者のニーズは変わりつつあり、見た目よりも実際の味や栄養価に注目が集まっています。
『葉とらずりんご』とは
通常、りんごは実の周りにある葉を摘むことで均一な色づきが得られます。しかし、その葉には糖度を高める重要な養分が含まれているため、『葉とらず』で育てることで、より甘くて美味しいりんごができあがるのです。このような方法で丁寧に育てられた『葉とらずりんご』は、見た目が少し劣るかもしれませんが、その美味しさは多くの人に楽しんでもらえるに違いありません。
プロジェクトの目的と内容
このプロジェクトは、岩木山りんご生産出荷組合が抱える農業生産の活性化というニーズともマッチしています。『葉とらずりんご』を作ることで、安全性を重視した新たなブランドイメージを確立することが目指されています。学生たちは実際の社会問題を学びながら、デザインを通じて解決策を見出すことが期待されています。
プロジェクトの概要
バンタンデザイン研究所のデザイン学部は、以下の内容に取り組みます:
- - ブランドコンセプトの立案
- - 商品名やキーメッセージのネーミング
- - ロゴやパッケージなどのデザイン制作
また、レコールバンタン パティシエ学科では『葉とらずりんご』を使った新しいレシピの考案も行います。販売向けの加工商品や、飲食店メニューの開発を通じて、『葉とらずりんご』を多様な方法で楽しんでもらえるようになります。
GAP認証の取得
『葉とらずりんご』を生産している岩木山りんご生産出荷組合は、青森県のりんごプロデューサーとして初めてGAP(Good Agricultural Practice)認証を取得しました。この認証は、食の安全性や環境保全に真剣に取り組む農場に与えられます。消費者が食の出所が気になる昨今、GAP認証は重要な要素となっています。
今後の展望
バンタンでは、今後も産学協同の取り組みを通じて実践的なデザイン教育を進めていく方針です。このようなプロジェクトを通じて業界に直結した即戦力となる人材を育成し、青森県産『葉とらずりんご』の価値を多くの人々に知ってもらうことが期待されます。
詳細は、
バンタンデザイン研究所または
レコールバンタンの公式サイトで確認できます。
青森県の豊かな自然環境を活かし、新たな価値を創造するプロジェクトにご期待ください。