2023年7月9日に開催される読書会「VOOX Research Center #2」は、現代社会の重要なテーマである生成AIとメディア論を探求します。このイベントでは、著名な思想家アラン・ケイの業績を基に、人工知能とメディアのつながりについて深い議論を展開することを目的としています。特に、課題図書として選ばれた中澤豊の著作「哲学者マクルーハン──知の抗争史としてのメディア論」に基づいて、メディア論の思想的背景を議論します。
マクルーハンのメディア論は、現代における情報社会において非常に大きな影響を持っていますが、その影響は直接的ではなく、実はアラン・ケイが提唱した「ダイナブック構想」や、その後のスティーブ・ジョブズによるマッキントッシュやアイフォン、アイパッドといったプロダクトを通じて、間接的に広まっています。今回の研究会では、これらの思想がどのように現代のテクノロジーに影響を与え、私たちの思考や知覚にどのように作用しているのかを考察したいと思います。
現代はAI、SNS、スマートフォンが日常生活に溶け込んでおり、情報の受け取り方や知覚は以前とは大きく変わっています。私たちはなぜこのような世界に生きているのか、メディアの役割とは何か、そして知識はどのように変容しているのか。このような問いを抱えながら、参加者同士で活発な意見交換を進めていく予定です。
イベント概要
- - 日時:2023年7月9日(水)19:00〜21:00
- - 場所:Moon Creative Lab(表参道駅徒歩1分)
- - 課題図書:『哲学者マクルーハン──知の抗争史としてのメディア論』中澤豊著(講談社選書メチエ)
- - 参加費:2,000円
- - 定員:20名
参加希望者は、自由にこの課題図書を読んで、印象に残った問いやフレーズをメモし、どんな意見でも歓迎の姿勢で参加していただければと思います。
主催は「VOOX Future Lab」。彼らはリベラルアーツを基盤に、未来を創るテーマや領域を超えた議論、知性の社会実装を視野に入れた幅広い活動を行っています。この読書会を通じて、参加者が新たな思考を促し、さまざまな視点を交換できる機会となることを期待しています。
申し込み
参加を希望される方は、下記のURLから申し込みが可能です。
VOOX Research Center #2 申込み
Moon Creative Labの紹介
運営会社であるMoon Creative Labは、三井物産グループに属し、2018年に設立されました。この会社は、デザイナーやエンジニア、プロダクトマネージャーなど、多様な専門家によるサポートを受けながら、新規事業の創造を推進しています。彼らはパロアルトと東京の両方に拠点を持ち、創造的なチームが独自のアイデアを斬新なビジネスに転換するための支援を行っています。
商号:Moon Creative Lab Inc.
代表者:President & CEO 横山賀一
設立:2018年8月23日
株主構成:三井物産 100%
URL:
Moon Creative Lab