物流効率化の未来を切り開く「telesa-reserve」
化粧品や日用品を扱う専門商社、中央物産株式会社が、入出荷予約受付システム「telesa-reserve」を導入しました。これにより、全国の物流センターにおける業務効率化を推進しており、2024年に向けた物流問題への対応が期待されています。
設置の経緯と導入メリット
中央物産は、2019年よりtelesa-reserveの導入を始め、今年5月には静岡流通センターでの運用がスタートしました。このシステムは、来場車両のデジタル管理を可能にし、効率的な物流を実現するための重要な一手となります。システムを使うことで、ドライバーは予約時間や待機時間、作業完了時間をデータ化し、効率的な業務運営を行うことができます。
「物流2024年問題」と称される課題が社会的に浮かび上がっている現在、理想の物流環境を築くための必要不可欠な対応策とも言えるでしょう。中央物産の取締役物流本部長である大久保様は、システムの導入により課題解決に繋がっているとの旨を述べ、今後も電子化サービスを拡充していく意向を示しています。
telesa-reserveの特長
telesa-reserveは、先着順に基づく来場ルールを廃止し、予約制を導入することで車両の来場時間を平準化します。これにより、荷待ち時間や作業時間が見える化されるので、物流現場の業務効率を大幅に改善することができます。すでに400以上の拠点での導入実績があり、累計で25万人以上のトラックドライバーがこのサービスを利用しています。
企業理念とこれからの展望
TSUNAGUTEは「すべての物流に関わる人々にゆとりを」という理念のもと、単独では解決できない物流課題を業種や企業の枠を超えてつなげることで、持続可能な物流の創出に寄与しています。今後も、納品伝票の電子化などを通じて、物流のデジタル化をさらに推進し、労働環境の改善を目指していくことが期待されています。
中央物産とTSUNAGUTEの概要
中央物産は、東京都港区に本社を構える企業で、化粧品や医療衛生用品を中心とした生活関連品の卸売事業を展開しています。設立は2016年ですが、1920年からの歴史を有します。
一方、TSUNAGUTEは2018年に設立された企業で、物流に関連するシステムの開発やコンサルティングなどを手がけており、東京都千代田区に本社があります。両社の連携により、今後の物流業界がどのように変わっていくのか、大いに注目が集まります。
この新たな取り組みが、物流界の未来にどのような影響をもたらすのか、これからの展開が楽しみですね。