ウェイブがAI活用を全社的に推進し業務効率化を目指す

ウェイブ、全社員にAI活用を促進し業務効率化を目指す

東京・豊島区に本社を構える株式会社ウェイブは、電子コミックの出版やアニメの制作・配信、Webサービスの開発を手がける会社です。今期、同社は全社員約200名に対し「AI活用による業務効率化を3件以上実現」の目標を設定しました。この目標は、メンバーがAIを駆使することで、業務の時間短縮と生産性を高めることを促進するためのものです。

AI活用の具体的施策

ウェイブは、Googleの生成AIツール「Gemini」と自動化ツール「Google Apps Script（GAS）」を活用し、業務効率化を目指しています。これにより、AI関連の業務は特定の部署だけでなく、漫画の編集やアニメの制作、プロモーション、コーポレート部門など、全メンバーに対して共通の支援ツールとして活用されることを目指しています。これにより、創造性を重視した業務により多くの時間を費やすことが可能となります。

また、目標達成に向けた具体的な施策として、「Fun（好奇心）」を刺激するコミュニティの形成や、安全なアプローチを支えるための技術環境の整備も進めています。さらに、メンバー全体が自発的にスキルを高め、実績を生むための支援体制を強化しています。

社内調査と課題

最新の社内調査によれば、回答者の87.2%がAIを「ほぼ毎日」または「週に数回」利用していると報告。しかし、約60%のメンバーがAI利用において何らかのハードルを感じています。特に、情報漏洩やセキュリティ面の不安、業務への具体的な活用イメージの欠如が主な理由として挙げられました。

ウェイブは「高い利用率」を武器に、これらの課題を解決し、AIを「日常の道具」から「具体的な成果を生む武器」へと昇華させるための全社戦略をスタートします。

目標達成を支える3つの柱

ウェイブでは、全社員が目標を達成するための施策を三つの柱から展開しています：
1. コミュニティの構築：メンバー間でのAI活用の障壁を下げる取り組みや、成功事例の共有を行い、ポジティブな文化を創出します。

2. 安全な環境の整備：情報漏洩のリスクを管理するため、セキュアな活用環境を構築し、安全に技術を利用できるよう努めます。

3. 研修プログラムの提供：AIの基礎から実践的なスキルを学ぶ研修を実施し、社員のスキル向上につなげます。

特に「GASプログラミング研修」では、実務に即した内容で具体的なテクニックを習得し、業務効率化の実現をサポートします。

未来の展望

今後もウェイブは、AIを活用した業務の効率化を進め、メンバーがより価値の高い時間を創出することを目指します。このようにして新規事業やコンテンツ制作といった「創造的な業務」にさらに多くのリソースを集中させ、業界に新しいエンターテインメント体験を提供することを目指していきます。ウェイブは、これからも「IT×コンテンツ」によるイノベーションを追求し続けます。

所在地：東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 15F
設立：2010年4月9日
資本金：73,000,000円
代表者：関口航太
URL：ウェイブ公式サイト