ゼットスケーラーが目指すAI主導の新たなセキュリティモデル
2023年9月9日、サンノゼで発表されたゼットスケーラーの新技術「Zscaler Agentic SOC」は、従来の脅威検出の手法を一新することを目的としています。この新たなアプローチは、AIが持つ速度と精度を最大限に活用し、現代の複雑なサイバー攻撃に立ち向かうために設計されています。
ゼットスケーラーは、AI主導の脅威がますます巧妙化する中で、単に既存のセキュリティ機能にAIを追加するのでは足りないと認識しました。そのため、ゼロから新たに設計されたこのソリューションは、エキスパートによる知識を補完し、マシンスピードでの脅威の特定と対応を可能にします。
急速に進化する脅威環境への対応
ThreatLabzと呼ばれるゼットスケーラーのグローバルリサーチチームは、最近の調査で、正規のウェブサイトやリモート管理ツールを悪用した攻撃手法が増加していることを確認しました。こうした状況に対処するために、Agentic SOCは、ゼットスケーラーが独自に取得したテレメトリー、広範なデコイメッシュネットワーク、専門家が検証したエージェントからの情報を組み合わせ、迅速かつ効果的に脅威を検出し、自動的に封じ込める能力を持っています。
幅広いパートナーシップに支えられたAIエージェント
さらに、Zscaler Agentic SOCは、AI研究の最前線にいるAlphabet社のAnthropicやOpenAIなどの先進的なAIラボとの提携を活かしています。これにより、ゼットスケーラーは従来のモデルやアプローチでは実現不可能な、高精度のAIエージェントを提供できます。このAIエージェントは、脅威検出だけでなく、セキュリティのワークフロー全体にも統合され、より効果的な防御を支える役割を果たします。
ゼロトラストアプローチの重要性
ゼットスケーラーのサイバーセキュリティ担当エグゼクティブバイスプレジデント、ディーペン・デサイ氏は、AI主導の攻撃が従来のSOCモデルを超えたスピードで進化していると警鐘を鳴らします。彼は「Agentic SOCは、セキュリティオペレーションを根本から再考し、AIエージェントが中心となることでエクスポージャーを積極的に減少させ、脅威を迅速に封じ込める能力を提供します」と述べました。
専門家の意見と期待
著名なアナリストであるアリー・メレン氏も、AI攻撃が脅威環境を根本的に変化させつつあると指摘し、企業はゼロトラストの原則を徹底し、データの流出を防ぎ、適切なアクセス管理に注力する必要があると強調しました。
Agentic SOCの特長
Zscaler Agentic SOCの特徴は、その優れた機能の数々です。
- - 統合的なエクスポージャー管理: プロアクティブな防御とリアクティブな脅威管理が統合されており、コンテキストの強化を実現します。
- - ゼロトラストテレメトリー: 数百億件のトランザクションを通じて、リアルタイムでの洞察を提供し、セキュリティチームの迅速な対応を支援します。
- - 専用AIエージェント: ゼットスケーラーが10年以上にわたる経験をもとに設計したAIエージェントが、継続的に脅威検出の精度を向上させるためにチューニングされています。
- - クローズドループ修復: ネイティブインライン制御により、脅威を迅速に封じ込めることが可能です。第三者製ツールとの統合により、対応の精緻化を図ります。
最後に
Zscaler Agentic SOCは本日からグローバルに提供が開始され、サイバーセキュリティの世界に新たな風を吹き込むことでしょう。企業は、最新の脅威に対抗するために、ますます高度化するAIに対する取り組みを強化していく必要があります。
詳細は、グローバルローンチウェビナーや公式ウェブサイトで確認できます。また、ゼットスケーラーの最新情報は、LinkedInやX、Instagramでもチェック可能です。