レオパレス21、人事制度の改定で社員の成長に注力
株式会社レオパレス21は、社員を主役とした企業を目指すべく、2025年4月1日より人事制度の大幅な改定を行うことを発表しました。この改革では、最大で9%の賃上げを含む新しい制度が導入される予定です。これにより、社員一人ひとりの成長を促し、働きがいを高めることを目指しています。
人事制度改定の背景
現在、企業と市場は急速に変化しています。特に人材不足や多様化した働き方は要因として大きく、企業はこれに対応せざるを得ない状況にあります。レオパレス21は、このような外部の変化に対応するため、また社内の人事課題を解決するため、「働きやすさ」と「働きがい」の両立に焦点を当てることにしました。
改定された人事制度のポイント
1. 若手社員のベースアップ
若手非管理職社員に対して基本給を最大9%引き上げ、勤務地手当も新設します。これにより、地域ごとの賃金水準に応じた報酬が実現し、特に新卒社員の初任給も引き上げられることから、採用競争力の向上も期待されます。
2. 管理職の年俸増額
管理職についても見逃せない変革が行われます。優秀な人材を起用し、最大6%の年俸引き上げが予定されています。これにより、より一層の付加価値創造がなされることを狙っています。
3. 転勤有無による給与格差是正
転勤なしの働き方を選択している社員に対し、基本給を段階的に引き上げることで、育児や介護など様々な理由で転勤ができない社員にも公平な労働環境を提供します。この取り組みは、社員個々の能力や貢献が適切に評価される体制を整えるためのものです。
4. 新しい福利厚生制度「Life⁺」の導入
新たな福利厚生制度「Life⁺」が導入されることで、社員は子育て支援手当から介護サービスまで、一人ひとりのライフスタイルに対応した選択肢を持つことができます。カフェテリアプランを取り入れたこの制度は、社員の健康や自己啓発を支えながら、社内のコミュニケーションを活性化させる要素が組み込まれています。これにより、従業員の満足度とモチベーションを高めることが期待されています。
人的資本経営ビジョンの実現
レオパレス21の人的資本経営ビジョンは、社員による新たな価値創出を目指しています。働きやすさと働きがいを高めることで、社員全員が活躍しやすい職場環境を整備していく計画です。この人事制度の改定以外にも、長期的な視野でさらなる改革にも取り組むそうです。
株式会社レオパレス21は1973年に設立され、東京都中野区に本社を構えています。代表取締役社長の宮尾 文也氏は、社員が成長し、貢献できる環境づくりを強く推進しています。今後も多様な価値観に対応する企業として、継続的な成長を目指します。