ライフエレメンツとフランスベッドが高齢者見守りサービスで提携

ライフエレメンツとフランスベッド、見守りサービスの提携

ライフエレメンツ株式会社がフランスベッド株式会社とパートナー契約を結び、高齢者見守りサービス「MANOMA」を展開することが決定しました。この取り組みは、急速に進む高齢社会において、在宅介護の負担を軽減し、高齢者の日常生活を安全にサポートするために設計されています。

高齢者の見守りの重要性

2045年には、日本の高齢者の人口がさらなるピークを迎えると予測されています。在宅介護が必要な家庭の増加に伴い、高齢者の一人暮らしが一般化し、日常的な見守りの重要性が増しています。これに対し、IoT技術を活用した見守りサービスは、家族と離れている高齢者の生活を見守る手段として注目されています。

「MANOMA」の独自性

ライフエレメンツが提供する「MANOMA」は、IoT機器とスマートフォンアプリを連携させることで、家族が離れた場所でも高齢者の様子をリアルタイムで確認できる機能を持っています。具体的には、室内コミュニケーションカメラによる映像確認や、空調の操作、開閉センサーによる生活リズムの把握など、さまざまな機能を提供します。

フランスベッドとの協力

フランスベッドは、自社の福祉用具レンタルサービスを利用している顧客に対して「MANOMA」の見守りサービスを紹介し、高齢者の安心・安全な生活を支援します。また、ライフエレメンツはお申し込みから初期設定、ユーザーサポートまでを一貫して提供し、両社が協力して在宅介護環境の整備を進めていく予定です。

見守りセットの内容

「フランスベッド・親の見守りセット」には、AIホームゲートウェイや室内コミュニケーションカメラが基本パッケージとして含まれています。このセットを通じて、親御の様子をリアルタイムで確認しつつ、アプリを介して声掛けができるため、自然なコミュニケーションが促進されます。

機能の一例

- 転倒時の早期発見: センサーが動きを検知し、転倒等の事故時の映像を記録することで、迅速な対応が可能。
- 遠隔操作の便利さ: スマート家電リモコンを使用することで、離れた場所からエアコンや照明の制御が可能になり、熱中症対策に役立ちます。
- 防犯対策: Qrio Lockを使えば、玄関の施錠を遠隔で確認・操作できるので、防犯が強化されます。

今後の展望とICT化

ライフエレメンツとフランスベッドは、在宅介護のICT化を促進し、高齢者とその家族の生活をより豊かにするための取り組みを続けていきます。2025年8月から「MANOMA」サービスの導入が始まる予定で、今後の展開に期待が寄せられています。

申し込み方法

利用希望者はフランスベッドの特設ページから申し込むことができます。内容や特典についても詳細に記載されており、興味のある方には視覚的にも分かりやすい内容となっています。具体的な料金やサービスの内容については、公式サイトでの確認をお勧めします。

この提携は、高齢者が安心して生活できる社会を実現するための重要な第一歩として、今後もその動向を注目していきたいものです。