エプソンが64インチエコソルベントインクプリンター新モデルを発表

エプソンが誇る新型プリンター『SC-S9150』の全貌

エプソン販売株式会社は、2025年春に新しい64インチエコソルベントインク搭載プリンター『SC-S9150』を発売します。この新商品は、サインやディスプレイ市場に向けた高品質な印刷を実現するために開発されました。その特長は、高画質・高生産性・信頼性が大きく評価され、多くの企業に導入されている先代モデルに続くものです。

圧倒的な表現力を実現

新たに追加されたグリーンインクにより、このプリンターの色域は最大19%拡大されました。これにより、特にコーポレートカラーや厳密な色指定への対応が強化され、鮮やかな印刷物を生み出すことが可能です。また、最新のPrecisionCoreマイクロTFPプリントヘッドを活用したインク吐出技術が採用されており、さらなる高画質の達成が期待されています。

従来機である『SC-S80650/L』と比較して、プリントスピードも最大11%向上しています。塩ビ標準10Passを1200×600dpiという高解像度に設定し、バンディングの少ない印刷を実現。これにより、プロフェッショナルな仕上がりが求められる分野でも、迅速かつ高精度な印刷ができるようになりました。

生産性の向上

生産性向上のために、新型プリンターは多くの革新が施されています。最先端のプリントヘッドにより、ヘッドサイズやノズル総数が約1.3倍増加し、プリントスピードが向上したのです。また、従来機と同様に高い搬送精度が維持されており、布ワイパーによる自動清掃機能も搭載されています。

さらに、ノズルの詰まりを自動で検知し補完する機能や、印刷前のメディアクリーニング機能も強化され、安定した稼働が可能となっています。これらの機能により、短納期でも余裕を持った作業ができる環境が整っています。

快適な作業空間の実現

新型『SC-S9150』は、従来機『SC-S80650/L』よりも高さが約30cm低く設計されており、作業空間の視認性が向上しました。この新しいデザインはフラットな天面を持ち、圧迫感を軽減し、快適な作業環境を提供します。

また、使いやすい4.3インチのタッチパネルが搭載され、ユーザーにとって直感的に操作できます。さらに、印刷長に到達した際にはタッチパネルで通知される機能も追加され、効率的な作業が可能になりました。メディアセット時の利便性も考慮され、メディアの交換作業が膝をついたまま楽に行えるデザインになっています。