保育士の声から生まれた子どもを守るシステム
保育現場での安全管理に特化した保護者連絡アプリ「きーとすのーと」は、保育士の要望を反映した新しい機能をリリースしました。このアプリは、千葉県千葉市の株式会社ハイフライヤーズが開発・運用しており、保育士が中心となって企画・改善を続けています。特に、保護者からのお迎え時間や変更の連絡をリアルタイムで保育士に通知する機能は、保護者と保育士の連携を強化し、安全かつ効率的な運用を実現しています。
開発の背景と目的
「きーとすのーと」が誕生した背景には、保育士からの強い要望がありました。既存のICTシステムは多くの保育施設で共有されることを前提にしたパッケージ型が主流でしたが、現場での急な状況変化に柔軟に対応できないという課題がありました。そのため、必要な機能を迅速に追加・改善することに限界がありました。これを受けて、「きーとすのーと」は、保育士や保護者の意見を元に現場の課題を即座にシステムへ反映できるよう設計されています。
安全性と利便性の向上
特に注目すべきは、子どもの安全を确保するための「登園予定時間を過ぎても打刻がない場合、職員画面へ警告を出す機能」です。この機能は、過去に起こった事故を受け、保育士が直面する危険に対処するための重要な一歩です。保育士と保護者は、このアプリを通じて連携し、共に子どもの命を守るという目的を共有しています。
また、Salesforceを基盤としたCRMプラットフォームの使用により、保護者情報、児童情報、登降園記録などが一元管理されています。これにより、情報が分散せず、必要なときに必要な情報を確認・共有することが可能になります。職員間の連携がスムーズになり、ヒューマンエラーを防止し、子どもの安全をさらに強化します。
具体的な機能と取り組み
「きーとすのーと」の主な機能には以下のものが含まれています。
- - 連絡帳
- - 登降園管理
- - 登降園アラート
- - 与薬依頼申請
- - 写真・アルバム販売
- - 保護者誕生日通知
- - 成長記録
定期的に保育士へのヒアリングや保護者アンケートを実施し、得られたフィードバックをもとに継続的な改善を進めています。これにより、使いやすさが向上し、子どもたちと向き合う時間を確保することができるようになっています。
利用者の声
実際に、「きーとすのーと」を利用している保育士や保護者からは、多くの好評の声が寄せられています。例えば、別の家族が迎えに行く日でも、アプリ経由で登降園の通知を受けれるため安心であるという意見や、多言語翻訳機能によって保護者が母国語でお知らせを確認できる点が特に評価されています。また、クリエイティブな感謝の伝え方として「ありがとうを先生に」という機能も好評です。
未来の展望
今後はさらにこのアプリを進化させ、保育士・保護者・本部がともに育てる保育DXプラットフォームとしての位置づけを強化していく方針です。保育に関わるすべての情報を連携し、質と安全性の向上を目指します。また、業界全体のDX推進にも貢献していく意向です。
保育士と保護者が互いに協力し合いながら進化を続けるこのシステムは、今後の保育現場において大きな価値をもたらすことでしょう。