デング熱予防の新発見
2014-09-12 18:15:10
オキナワモズク由来のフコイダンがデング熱予防に期待される理由とは
デング熱とオキナワモズク由来のフコイダン
2014年7月中旬、日本においてデング熱の発症が確認されました。この病気は蚊を媒体として広がるため、感染者の増加が懸念され、多くの公共施設が閉鎖されました。デング熱は、過去60年以上日本で報告がなかったものです。
デング熱とは
デング熱は、デングウイルスが原因で引き起こされる感染症です。主に蚊によって媒介され、国内外での感染が増加しています。特に東京の代々木公園や新宿御苑など、都市部でも感染者が次々と報告され、社会的な不安が広がっています。このような状況の中、有効な予防策が限られているため、多くの人が不安を抱えています。
フコイダンの発見
そこで注目されているのが、オキナワモズク由来のフコイダンです。株式会社サウスプロダクトが発表したところによると、静岡県立大学の左教授が2008年に発表した研究において、オキナワモズクに含まれるフコイダンがデングウイルスの感染を阻害する効果があることが報告されました。
フコイダンは、ワカメや昆布などの褐藻類に多く含まれる成分で、普段は健康食品や化粧品に利用されています。しかし、これまでの研究ではオキナワモズク由来のフコイダンがデングウイルスに向けた効果を持つことが確認されているのは特筆すべき点です。
フコイダンの構造と感染阻害のメカニズム
オキナワモズク由来のフコイダンには特有の構造があります。主成分はフコースで、その周囲に硫酸基とグルクロン酸が結合しています。これらの構造が、デングウイルスの感染阻害に寄与することがわかっています。研究によれば、フコイダンの硫酸基やグルクロン酸を除去すると、ウイルス感染を阻害する力が著しく弱まることが分かりました。
このことから、オキナワモズク由来のフコイダンがデング熱に対するの効果を発揮するためには、これらの成分が不可欠であることが示唆されています。
結論
オキナワモズク由来のフコイダンには、デング熱の予防効果が期待されています。今後、さらなる研究が進めば、より多くの人々が安心して生活できるようになるかもしれません。デング熱の流行が続く中、フコイダンの利用が有効な手段となることを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社サウスプロダクト
- 住所
- 沖縄県うるま市勝連南風原5194番地71
- 電話番号
-
098-982-1272