新たなふかひれ体験を提供する「鰭華」
東京都世田谷区に位置するふかひれ専門店「鰭華」は、2024年10月23日にグランドオープンしました。このお店は、筑紫楼で腕を磨いた平野鉄夫氏が手がけており、深沢という静かな住宅街に佇む隠れ家的存在です。「ふかひれで満腹になるコースを提供したい」という思いから、特別な料理体験を提供するための一軒家型の店舗が誕生しました。
ふかひれへのこだわり
「鰭華」では、肉厚で質の高い気仙沼産のふかひれを厳選して使用しています。このふかひれは、信頼のおける専門店から仕入れており、その繊維はしっかりとしていて、煮込むことでその旨みが引き出されます。下処理には特に気を遣い、水を一日中流し続けることで臭みを完全に取り除き、清潔な状態で提供しています。
また、ふかひれを煮込むスープは、丸鶏を14時間煮込んだパイタンスープを用い、醤油や紹興酒、自家製のネギ油を加えてじっくりと煮込みます。これは濃厚なスープにふかひれの風味が溶け込むことで、誰もが驚くような味わいを生み出しています。
独自のコース料理
「鰭華」では、おまかせのコース料理が提供され、全8品を29,700円で楽しむことができます。料理は、ふかひれキャビアやふかひれ小籠包など、ふかひれをテーマにした様々なスタイルで提供され、その多彩さを体感できます。
シャンパーニュと一緒に楽しみたい前菜で、裏ごししたキャビアソースにほぐしたふかひれが和えられ、濃厚な味わいが口の中に広がります。
自家製パンに青鮫のフリットを挟んだ新感覚の料理。スイートチリソースの甘さが引き立つタルタルソースと共に味わえば、まさに独自の体験が広がります。
肉厚なふかひれと大ぶりの蝦夷アワビを用意した贅沢な鍋料理。ネギ油による風味豊かな餡がかけられ、〆にはご飯にかけて提供されるふかひれご飯が楽しめます。
Exclusiveな空間
「鰭華」の店内は、全6席と非常にコンパクトですが、そこには特別感が漂っています。完全予約制で一日一組限定のため、大切な方とのおもてなしや特別なデートに最適な環境です。海を意識したブルーのインテリアが心を落ち着け、料理を一層引き立てます。
平野鉄夫シェフの情熱
店主の平野鉄夫氏は、筑紫楼での経験を経てシンガポール店で料理長を務めた後、2015年に独立。さらに新たな挑戦として「鰭華」のオープンに至りました。彼の情熱と技術が詰まったこのお店は、ふかひれ料理の新たなスタイルを提供してくれることでしょう。
予約とアクセス
予約はインスタグラムのDMまたは電話で承りますが、原則として3名から6名での予約が必要です。店へのアクセスは駒沢大学駅、等々力、自由が丘から徒歩20分、バスを利用すれば深沢不動前で下車して徒歩5分です。
「鰭華」でのふかひれ料理は、ただの食事を超えた特別な体験を提供してくれることでしょう。新しい味覚の旅にぜひ足を運んでみてください。