リアルアバター制作キット
2019-06-14 13:27:23
全身3Dスキャンを革新するリアルアバター制作キットの開発
リアルアバター制作キットの新たな展開
最近、全身3Dスキャン用の撮影システムがキット化され、プロトタイプが開発されました。このプロジェクトは、3Dスキャンスタジオを運営し、未来に向けた規模の拡大を目指しています。その実現に向けて、シード資金の調達とまたは出資を募ることで、新会社の設立を計画しています。
このシステムの基本的な特徴は、撮影に使用した後、各種フォトグラメトリソフトウェア(RealtyCapture、3DF Zephyr、Metashapeなど)を使って3Dモデル化が可能になることです。その後、リギング(骨格付与)を施すことで、ソーシャルVRプラットフォームやARアプリで使用できるフォトリアリスティックな「リアルアバター」を作成できます。これにより、実在の人物を基にした360度キャプチャが実現し、用途は動画制作にも広がります。
この撮影システムは、Raspberry Piとカメラモジュールを組み合わせて構築されており、Pythonスクリプトでコントロールすることでコストを抑えています。また、使われているハードウェアや部品も汎用的なものであり、全国で広く導入されることを期待しています。
システムの特性と展望
現在のところ、カメラは約100台程度が推奨されており、最小48台から最大128台以上も使用可能です。さまざまなセンサーや機械学習技術を利用し、今後もシステムの改良や機能強化、コスト削減を進めていく方針です。更に、このシステムをオープンソース化することで、誰でも導入しやすくし、クラウド上でのデータ処理を通じて新たな付加価値を生み出すことを目指しています。
特筆すべきは、主要なソーシャルVRプラットフォームでは、ポリゴン数が多すぎる高精細な3Dアバターはデータ制限のためにアップロードできない現状があります。そのため、シンプルなデザインや顔のデフォルメなどが利用者に好まれ、それに応える形でローコストの全身3Dスキャナーの需要が高まることが見込まれています。
このプロトタイプは、現在浅草駅直結のビル内に設置されており、実際に運用が進められています。詳細な製品ビジョンは、[こちら]で公開中です。
本システムが目指すのは『世界中の誰とでも、いつでも、どこででも会える、近い未来を実現すること』です。これは、VRやARを通じた新しい交流の形を提供するものです。
いざ、全身3Dスキャンの新たな可能性を探る旅に出ましょう。詳細はウェブサイトでもご覧いただけます。
会社情報
- 会社名
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リアルアバター株式会社
- 住所
- 東京都港区北青山3-3-7第一青山ビル1F
- 電話番号
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