サイバーセキュリティ強化でデジタル変革を支援する業務提携契約について

サイバーセキュリティ強化に向けた業務提携の詳細

株式会社情報戦略テクノロジー（以下、当社）は、サイバーコマンド株式会社（以下、サイバーコマンド社）と業務提携契約を締結し、サイバーセキュリティを軸にしたデジタルトランスフォーメーション（DX）の内製支援を推進することを発表しました。

現代の企業活動におけるデジタル移行

近年、企業のデジタル化が急速に進展し、あらゆる業務がデジタルプラットフォームへと移行しています。これに伴い、サイバー攻撃の脅威も増加しており、企業にとってセキュリティ対策は欠かせない重要な課題となっています。特に、ランサムウェアやサプライチェーン攻撃、内部からの不正行為といった新たなリスクが浮上しており、一度インシデントが発生すれば、企業の信頼性やブランド価値に深刻な影響を及ぼす可能性があります。

このような背景のもと、セキュリティを経営課題として捉え、全社で取り組む姿勢が求められるようになりました。また、国内外での法規制の強化も、企業がセキュリティ対策に積極的に取り組む要因となっています。取引先や顧客からも「セキュリティ対策が整っていること」がビジネスを行うための前提条件として期待されています。

業務提携のポイントと期待される成果

今回の業務提携では、特にサイバーセキュリティに基づいたDX内製支援の強化を目指しています。デジタル化の進展とともに進化を遂げるDXの分野において、当社は安全性を確保しつつ効果的なデジタル変革を実現するため、サイバーコマンド社が持つ深いセキュリティ知見を活用します。具体的には、0次DXの構想に基づき、「内製支援」、「人材育成」、そして「組織改革」の各プロセスにサイバーコマンド社の専門知識を組み込む予定です。

この協業により、初期段階からセキュリティを考慮したシステム開発を進め、セキュアな開発環境を構築するノウハウを強化します。これにより、企業のDX推進に向けた安全性と持続可能性が向上し、企業が真に求めるデジタル変革が実現可能となるだろうと考えています。

具体的な取り組み内容

当社は、サイバーコマンドとの連携により、従来の対策から一歩進んだアプローチを採用します。具体的には、「セキュリティ・バイ・デザイン」という思想に基づき、システムの設計段階からセキュリティを組み込み、全ての開発工程においてセキュリティ品質を確保します。また、サイバーコマンド社が提供する「セキュリティトレーニング」や「セキュリティコンサルティング」を活用し、実施される攻撃者の手法を参考にした「ペネトレーションテスト」を各開発ステージで行い、理論だけでなく実践的な対策の有効性を検証します。

この取り組みにより、企業が扱う重要なデータ資産をサイバー攻撃から守る体制をさらに強化していく予定です。これにより、セキュリティ対策が企業の信頼性を支える基盤となり、持続的なビジネス成長を促進することが期待されます。

各社のコメント

当社の執行役員である川原翔太氏は、「サイバーコマンド社との提携によって、より安全で効率的なDX推進が可能となります。両社の強みを活かし、お客様のビジネスの価値向上に貢献していきたい」と述べました。

一方、サイバーコマンド社の代表取締役である大向学氏は、「実践的なセキュリティ対策を通じて、お客様のビジネスの信頼性を支える基盤の構築を目指します」と話し、提携の重要性を強調しました。