札幌市の最新オフィスマーケットレポート
三幸エステート株式会社が発表した2025年12月度の札幌市オフィスマーケットレポートについて、興味深いデータが示されました。このレポートは、札幌市内のオフィス賃貸状況を詳細にまとめたもので、空室率や賃料の動向が明らかになっています。2026年1月号の最新データを基に、オフィスマーケットの現状を深掘りしていきます。
空室率の動き
最新の調査結果では、札幌市の空室率は前月と同様の3.36%で横ばいの状況が続いています。特に注目すべきは主要エリアの「大通」で、こちらは0.5ポイントも上昇しました。この傾向は、新築のオフィスビルが空室を抱える一方で、昨年竣工されたビルについては空室床が徐々に消化されていることが背景にあると考えられます。
また、潜在空室率は4.63%と少し改善が見られました。これは、テナントの移転に向けた動きが活発であることを示唆しています。特に小口の面積帯では動きが活発で、今後の市場動向に影響を与える要因となりそうです。
募集賃料の動向
続いて、オフィスビルの募集賃料についても言及しましょう。こちらは7ヵ月連続で上昇し、現在は13,283円/坪という統計開始以来の最高値を更新したことが報告されています。前月比で217円のプラスとなっており、この成長トレンドは今後も続くと予想されています。
札幌支店の支店長である滝口恵貴氏は、今年の新規供給が約1.3万坪で4年連続して1万坪を超える供給量になるとの見通しを示しています。今年竣工されたビルの中には、依然として空室が残るものがあるため、テナントにとって新築や築浅のビルを選ぶ機会が増えている状況です。これにより、立地やビルグレード、賃料水準の観点から、移転を検討するテナントにとっては有利な条件が整っていると言えるでしょう。
建築中ビルの動向
また、建築中のビルに関しても、物件見学が可能になった段階で引き合いが増える傾向にあります。竣工が近づくと、成約が進むという期待が高まります。このような市場の動きは、札幌市内のオフィスマーケットにおいて、今後も注視していく必要があるでしょう。
結論
今回は、三幸エステートによる札幌市のオフィスマーケットレポートの概要をお伝えしました。空室率は横ばいでありながらも、特定エリアでの増加が見られ、賃料は上昇という好調な結果をもたらしています。今後も継続的な動向に注目し、さらなる市場の変化を見守っていきたいところです。詳細なデータについては、三幸エステートの公式ウェブサイトで確認できます。
三幸エステート公式サイト