パーソルキャリア、HRogリスト導入で人材市場の全体像をシフト

パーソルキャリア、HRogリスト導入で人材市場を一新

パーソルキャリア株式会社が、株式会社フロッグの「HRogリスト」を採用し人材業界の求人データを有効活用しています。この導入により、同社は市場の全体像を把握し、自社の成長戦略を立案するための基盤を築くことに成功しました。

HRogリストとは？

HRogリストは、人材業界に特化した求人企業リストであり、ユーザーはさまざまな求人データにアクセスすることができるサービスです。株式会社フロッグが提供しており、国内の求人サイトから集められた膨大なデータを分析することで、企業が求める人材ニーズをリアルタイムで把握できる点が特徴です。

導入の背景と課題

パーソルキャリアのデジタルソリューション統括部に所属する芝勇介さんは、HRogリストの導入前に「自社の現在地」を明確にする必要があったと語ります。市場データを基にすることで的確な戦略を立て、組織全体として意思決定を行うことが目的でした。

「あいまいな状態では正しい戦略が立てられない」と芝さんは強調します。2030年までのビジョンに照らし合わせながら、現状分析を行うためのツールが必要でした。HRogリストはまさにそのニーズを満たすものでした。

HRogリストが選ばれた理由

芝さんは複数のサービスを検討した結果、HRogリストの選定に至った理由として「人材・採用ニーズに直結するデータが得られる点」を挙げています。実際に採用を行っている企業の動向を反映できることが、戦略において重要であると考えたからです。

「リアルタイムな求人データは、企業の現状を強力に追うことができるので、HRogリスト以外には選択肢がなかった」と芝さんは言います。

サポート体制

導入に際しては、株式会社フロッグの営業担当である水野純さんが強力なサポートを提供しました。数千万件のデータを加工して納品し、必要な情報を効果的に提供してくれたおかげで、スムーズなデータ分析を実現しました。

水野さんは「GIVE」をモットーにし、顧客に価値を提供するための施策を徹底していると語り、信頼関係の構築を大事にしています。互いにコミュニケーションを重ねることで、時代の変化にも柔軟に対応する体制を整えているそうです。

導入による効果

HRogリストの導入によって、パーソルキャリアは「自社で取り切れていない採用ニーズ」を明らかにしました。これにより、未開拓の市場セグメントを特定できたことで、今後の戦略に貴重なインサイトをもたらしています。

「パーソルキャリアでは、ほぼ全ての営業部門でHRogリストを活用しています。リアルタイムなデータに基づく行動が可能になったことで、顧客との関係性も強化されました」と芝さんは述べます。

今後の期待

将来的には、求人データだけでなく、企業属性データも統合して提供してもらえることを期待しています。「HRogリスト一つで情報収集を完結させたい」と芝さんは強い希望を述べています。これに対して水野さんは、企業属性データの取り扱いを進めていることを報告し、今後の更なる連携を約束しました。

このように、パーソルキャリアと株式会社フロッグはデータ活用において強いパートナーシップを築き、今後の成長を期しているのです。