文学コンシェルジュ河出真美による個人文学賞「河出真美賞」第2回受賞作発表
梅田 蔦屋書店が発表した文学賞「河出真美賞」の第2回受賞作が決定しました。受賞作は、梓崎優著の『狼少年ABC』(東京創元社)。この発表は、文学コンシェルジュの河出真美さんが行い、これを記念して梅田 蔦屋書店内では特別フェアも開催されます。
河出真美賞とは?
河出真美賞は、梅田 蔦屋書店の文学コンシェルジュである河出真美さんが設立した賞で、読者に「心から読んでほしい」と思える本を選ぶことを目的としています。第173回芥川賞と直木賞が「該当作なし」とされたことを受け、2025年に創設されました。受賞作は、6ヶ月間に河出さんが出会った書籍の中から新旧問わず選考されるため、毎回期待が高まります。第1回の受賞作は灰谷魚さんの『レモネードに彗星』でした。
『狼少年ABC』の内容
第2回受賞作の『狼少年ABC』では、全4つの中編が収められています。最初の物語は「美しい雪の物語」で、主人公の少女がボストンからハワイへ移る中で、叔父の家で見つけた古い日記を軸に展開します。この日記に描かれる青年と女性の運命は、物語に深みと美しさを与えており、読者を引き込む魅力があります。
特にこの作品の素晴らしさは、ミステリーでありながら、最後の一行で言われることにすべてが集約され、感動を与えることです。これにより、ただの謎解き以上の価値が生まれているのです。読者は心の中で大切にしたくなるような物語と出会うことができます。
フェア開催とカワウソのぬいぐるみ
梅田 蔦屋書店では、6ヶ月ごとに行われる河出真美賞を盛り上げるため、特別フェアを行います。受賞作が10冊売れるごとに、フェア台に登場する可愛いカワウソのぬいぐるみが1体ずつ増えていく仕掛けがあるのです。このアイデアは書店販促のアドバイザーである瀬田崇仁さんによって提案されました。
第1回フェアでは、SNSでも注目を集めたこのカワウソのぬいぐるみが、話題となり合計100冊が販売される結果に繋がりました。第2回フェアでもカワウソたちがあなたを待っているので、ぜひ訪れてみてください。
河出真美のプロフィール
河出真美さんは、東北地方で育ち、大阪に移住して以来、海外文学への愛を持ち続けています。語学に堪能で、映画にも詳しく、文学や書籍の魅力を広める活動に力を入れています。彼女のブログ「夜になるまえに」も大変好評です。また、選評を書くことでも知られており、特にもっと多くの人に本の魅力を伝えたいという思いを持っています。
梅田 蔦屋書店について
梅田 蔦屋書店は2015年にオープンし、1,000坪を超える広い売り場を有し、さまざまな商品を提供しています。文具や雑貨も揃い、ファッションやビジネスに関連したライフスタイルの提案にも力を入れています。おしゃれで便利な空間であり、訪れる人すべてが充実した時間を過ごせるよう心がけています。
まとめ
第2回「河出真美賞」受賞作『狼少年ABC』は、文学の楽しさや感動を改めて教えてくれる一冊です。この作品を通じて、たくさんの読者が新たな文学との出会いを体験できることを心から願っています。次回の第3回「河出真美賞」も、2026年7月に発表される予定です。