橘香園が受賞
2022-05-24 12:00:07
福岡県大牟田市の橘香園が世界マーマレード賞を受賞
福岡県大牟田市の橘香園が世界的な栄誉を獲得
2022年5月17日、福岡県大牟田市に本社を置く有限会社立花農園から特別なお知らせが届けられました。橘香園の三代目園主である立花民雄氏が「2022年ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」のHOMEMADE AWARDにおいて、「ガーデナーズ・マーマレイド部門賞」を見事に受賞しました。これは、世界中の自家製マーマレードの中で選ばれた権威ある賞で、立花氏の熱心な取り組みが評価された結果です。
橘香園の歴史
橘香園の歴史は、明治維新後、立花家第14代伯爵の寛治公によって地域の農業振興を目的に設立された農事試験場にまでさかのぼります。試験場では国内外から集めた多数の農作物について研究と品種改良が行われました。
この農園が生み出した重要な成果が、日本初の早熟みかん「宮川早生」です。このみかんは、柳川地域の特性に合った品種として開発され、今では「山川みかん」として各地で人気を博しています。
立花家による農園の発展
その後、立花家の第15代伯爵・鑑徳公が1936年、宮川早生温州みかんの普及を目指して大牟田市の山地を開墾し、橘香園を設立しました。美しい石垣で形成されたその風景は、単に視覚的に美しいだけでなく、土壌流出を防ぎ、水はけを向上させる役割も担っています。
現在、三代目の立花民雄氏がこの歴史ある農園を運営しており、彼の情熱と技術によって、橘香園はさらなる発展を遂げています。橘香園の公式ウェブサイトを訪れると、農園の具体的な取り組みや商品の情報も得ることができます。
受賞の意義
立花氏による今回の受賞は、橘香園の長い歴史とその中で積み上げられてきた技術や知識の証です。彼は「この受賞は私一人の力ではなく、橘香園に関わるすべての人々の努力の成果です」と語り、地域やスタッフへの感謝の気持ちを表明しました。これを機に、さらに多くの人たちに魅力を伝え、橘香園の名を広めることを目指しています。
橘香園は、これからも地域の特産物を育て、世界に向けてその魅力を発信していくことでしょう。ぜひ、皆さんも橘香園のマーマレードを味わって、その素晴らしさを実感してみてください。
公式サイトと次なる挑戦
橘香園の公式ホームページでは、受賞したマーマレードの詳細や、その他の商品の情報、新たな取り組みなどが掲載されています。これを機に、さらなる革新やブランドの拡張が進むことが期待されています。農業に対する情熱と誇りを持つ立花民雄氏の今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
-
有限会社 立花農園
- 住所
- 福岡県大牟田市上内字屋山2987番地の4
- 電話番号
-
0944-58-0102