JAC環境動物保護財団が2025年度二次助成団体を発表しました

JAC環境動物保護財団が2025年度二次募集の助成団体を選定

公益財団法人JAC環境動物保護財団（理事長：田崎ひろみ、所在地：東京都千代田区）は、2025年度の二次募集において選考の結果、38団体に対し、合計3,802万円の助成を実施することが決まりました。これにより、2025年度の助成額は1次募集と合わせて、総額1億7,004万円に達しました。

助成の目的と活動分野

当財団は、希少な野生動物の保全と動物福祉の向上を目的とした活動を行っている団体を対象に助成金を公募しており、今回は具体的に5つの活動分野が対象となりました。これらの分野は、(1)野生動物、(2)伴侶動物・家庭動物、(3)動物園・水族館、(4)家畜・産業動物、(5)馬です。

特に、昨年度に引き続き家畜や産業動物についても助成が行われることが注目されます。具体例として、アニマルウェルフェアに配慮した平飼いの小規模採卵鶏農家の設備導入や、放牧養豚農家における豚の生活環境改善、引退した競走馬のための養老牧場環境整備など、幅広い支援が行えます。

応募状況と選考基準

2025年度の2次募集には、日本全国から84団体が応募し、その中から専門家による選考委員会で厳正な審査を経て38団体がものとされました。これにより、助成対象団体の活性化が期待されており、今後の活動に必要な資金が支援されます。動物福祉を推進する取り組みは、どうしても支援を得るのが難しい分野であり、その意味でも当財団の助成の重要性が増しています。

助成詳細と今後の取り組み

2025年度2次募集の概要は以下の通りです：

- 募集期間：2025年8月15日から9月30日まで
- 助成団体数：38団体
- 助成金額：3,802万円
- 助成期間：2026年1月1日から12月31日まで

活動分野は次の通りで、特に伴侶動物関連の取り組みが多く見受けられます。
1. 野生動物：8件
2. 伴侶動物・家庭動物：18件
3. 動物園・水族館：0件
4. 家畜・産業動物：4件
5. 馬：8件

助成先団体や各助成金額の詳細に関しては、財団の公式ホームページで公開されています。

財団のあゆみと今後の目標

JAC環境動物保護財団は、2022年3月に設立され、動物と自然環境の保護を目的に活動しています。その取り組みを通じて、人と動物の共存や自然環境の持続可能性に寄与することを目指しています。今後も、動物福祉と環境保護に向けた意識向上に取り組み、さらに多くの団体と共に活動を展開していく所存です。どんどん進化しつつある日本の動物保護活動に、今後もご注目ください。

詳細については、公式サイトを訪問してください： JAC環境動物保護財団