オープングループの新たな挑戦
オープングループ株式会社は、最新のRPA(ロボティックプロセスオートメーション)ソリューション「BizRobo!」の新バージョン「Ver11.5」を、2月3日にリリースした。この新バージョンは、業務効率の向上を目指し、多くの新機能が追加され、既存の操作性も大きく改善されている。
主な新機能の概要
新機能については、特に以下のポイントが挙げられる。
1. ロボットのUX改善
- - 単独実行の実現: 第11.4版までの「BizRobo!」では、ロボットを実行するには前もって別のエンジンから呼び出す必要があったが、Ver11.5ではロボット自身が単独で稼働可能になった。これにより、運用の手間が大幅に削減される。
- - KCU消費の見直し: 本バージョンでは、ループ処理に要するKCUの量が変更され、作業処理のスピードも向上した。
- - CEFの更新: Chromiumのバージョンが126にアップデートされ、デバッグ環境がより使いやすいものになった。
2. Management Consoleの利便性向上
- - 通信の簡素化: 新たな「クライアント系クラスタ」方式により、特定のポートを解放しなくても、RSからMCへHTTP(S)リクエストで接続が行えるように。
- - サービス認証の改良: シークレットキーの利用を通じて、よりスムーズなデータ接続が実現。これによりセキュリティ面でも強化が図られている。
- - 情報通知機能付きのホームメッセージ: MC上からすべてのユーザーに対して、迅速に情報を届けるための機能が追加された。
3. RoboServerのリソース調整機能
この新機能により、複数のロボットを実行する際に、最も空いているRSに自動で割り当てられる仕組みが導入された。これによって、不要なRSを使用しない運用が可能になり、クラウド環境でのコスト削減につながる。
将来に向けた展望
「Ver11.5」では、さらなる機能の追加や改善が行われており、特に生成AIとの連携が期待されている。オープン社は、この新環境が企業の業務効率の向上に寄与し、企業の成長を後押しすることを目指している。
BizRobo!の位置付け
「BizRobo!」は、ホワイトカラーの業務をAIやITでサポートし、生産性の向上に繋がるプラットフォームとして、近年多くの企業で利用が広がっている。今後も、このような先進的な取り組みが続けられることが期待される。
【問い合わせ】
製品関連の詳細については、公式サイト
こちらから確認できるので、興味を持たれた方はぜひ訪れてみてほしい。
【オープン株式会社の基本情報】
- - 本社: 東京都港区西新橋3-3-1 KDX西新橋ビル 3階
- - 設立: 2013年7月
- - 代表者: 石井 岳之
- - 資本金: 3,000万円
- - 事業内容: スマートロボットを活用した情報処理サービスやコンサルティングを展開している。
主要製品ラインナップ
これらの取り組みを通じて、BizRobo!がどのように業務にインパクトを与えていくのか、今後の展開に注目したい。