大阪府のレンタックスが入居申込システムを導入
2024年10月、大阪府を中心に12,400戸の賃貸物件を管理する株式会社レンタックスが、イタンジ株式会社が提供する申込受付システム『申込受付くん』を導入します。この決定は、賃貸業務の電子化の流れを受けたものであり、入居希望者にとっては大変な利便性をもたらすことが期待されています。
賃貸業務のデジタル化の背景
まず、電子契約が注目される背景には、2022年5月に施行された改正宅地建物取引業法があります。これにより、賃貸借や売買契約における重要事項説明の非対面化や書類の電子交付が可能になりました。こうした法改正は、賃貸業務におけるデジタル化のニーズを高めており、業界全体がこの流れに乗っています。
『申込受付くん』の特徴
イタンジの『申込受付くん』は、全国の賃貸仲介会社で約40%のシェアを誇るシステムです。このシステムを導入することで、レンタックスは入居申込処理を電子化し、希望者がWeb上で申込情報を入力することが可能となります。また、この情報は賃貸不動産仲介会社だけでなく、家賃債務保証会社や保険会社などにスムーズに連携され、申込から審査までの手続きが簡略化されます。
申込手続きの簡素化
この新しいシステムによって、入居希望者の手続きが迅速化されるだけでなく、管理会社側にとっても業務の効率化が図られます。実際に、申込受付システムは、仲介会社での利用率が93.2%に達しており、その利用実績からも効果的な業務運営を実現していることがわかります。特に、年間約107万件の電子入居申込を実現している点も、イタンジの信頼性を裏付けています。
不動産業界のテクノロジー導入
イタンジの取り組みは、賃貸不動産業界のデジタル変革(DX)を促進すると同時に、業界全体の効率化と利便性を向上させるための重要な一手です。入居希望者に対するサービスの質の向上はもちろん、業務プロセスの環境改善にも寄与しています。これにより、テクノロジーが不動産取引においてどれほど大きな役割を果たすかが明らかになるでしょう。
お問い合わせ
この新サービスに関する詳細や不動産会社様からの問い合わせは、イタンジの公式サイトから行うことができます。異なる会社が協力し合い、不動産業界全体をより良くするための取り組みとして、今後の動向にも注目が集まります。
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レンタックスとイタンジの概要
レンタックスは1989年に設立され、大阪市を拠点に不動産管理を行う会社で、不動産経営や管理、リフォームなど多岐にわたるサービスを提供しています。イタンジは不動産テックのリーディングカンパニーとして、リアルタイムで賃貸業務をデジタル化するサービスを展開しています。これからの不動産業界がどのように進化していくのか、非常に興味深い時期となっています。