2025年9月、山形県鶴岡市にある鼠ヶ関灯台が100年の節目を迎えます。この記念すべき年を祝うために、鼠ヶ関灯台利活用推進委員会が主催する100周年記念祭が開催されます。本イベントは、日本財団が支援する「海と日本プロジェクト」の一環として実施され、地域の海との結びつきを再確認し、新たな海の体験を提供することを目的としています。
記念祭は、9月20日(土)から22日(月)までの3日間にわたり、鼠ヶ関灯台及び周辺地域で行われます。特に注目すべきは、オープニングセレモニーです。初日には、辨天太鼓子供会の迫力ある演奏が行われ、灯台をバックに参加者全員での集合写真撮影も予定されています。このセレモニーを皮切りに、地域住民や旅行者が一堂に会し、灯台のこれまでの歩みを感謝しながら祝う場となります。
イベント期間中、普段見ることのない灯台内部の見学ツアーがあり、灯台の歴史を直に感じる貴重な機会です。また、テントサウナやシーカヤック体験も用意されており、地域の自然美を楽しみながらリラクゼーションを得られます。サウナから瞬時に海に飛び込むことができ、海の心地よさとリフレッシュ感は言うまでもありません。
さらに、9月21日(日)には、漁業監視調査船「月峯」に特別に乗船できる灯台クルージングも実施されます。船の上から灯台を見上げる特別な体験は、まさにこのイベントのハイライトと言えるでしょう。
毎年開催されるようなただの祭りではなく、この記念祭は鼠ヶ関灯台にまつわる歴史や人々の思いを再発見する機会でもあります。会場では、鼠ヶ関灯台の過去を振り返る展示や地元の特産品が集まるキッチンカーも出店予定です。地元の魅力を再発見しつつ、おいしい料理を楽しむこともできます。
参加は家族や友人との素晴らしい思い出作りに最適です。地下鉄やバスでのアクセスができるため、公共交通機関を利用して気軽に足を運んでみてはいかがでしょうか。もちろん、車でのアクセスも容易です。
特に注目すべきは、記念祭を通じて地域と海の結びつきをいっそう強化し、新たな海洋体験を創造することを掲げる「海と灯台プロジェクト」です。このプロジェクトは、地域と世界を繋げる新しい灯台の利活用モデルを開発することを目指しており、参加者はその一端に触れることができます。
この機会に、海のある風景を楽しみつつ、地域の文化や歴史にも触れてみることを強くお勧めします。100年の歴史を共に祝うこの特別な機会に、ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。