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台湾視察団が訪れた「リハセンターみどりの樹」

2023年、台湾の介護視察団が熊本市のデイサービス施設「リハセンターみどりの樹」を訪れ、先進的なリハビリサービスを見学しました。この施設は、株式会社リープス・ケアが運営しており、6つのリハビリ特化型デイサービスを展開しています。

今回の視察は、台湾の介護事情を学ぶことを目的に行われ、リープス・ケアが所定の施設見学を受け入れました。当日は、リハビリマシンや物理療法機器、入浴設備などの施設の詳細な説明が行われました。訪問者は、理学療法士をはじめとするセラピストによるグループ及び個別のリハビリテーション、カラオケや囲碁、将棋などのレクリエーション、認知症予防のための脳トレーニングといったプログラムも体験しました。

特に注目されたのは、充実したリハビリ機器の配置や訪問者が積極的に体操に参加する姿でした。また、台湾ではあまり見ることのない送迎サービスも、視察団の印象に残ったようです。

視察団は、リープス・ケアによる質疑応答の場を設け、台湾の介護現場で直面している人材不足の実情や、日本における介護の制度についての意見交換を行いました。訪問者からは「台湾でも介護人材の確保が難しくなっていますが、日本ではどういった状況なのでしょうか」といった具体的な質問が寄せられました。

台湾市長からの感謝状が授与されるなど、友好的な交流もあり、双方の介護に関する知見が深まったようです。リープス・ケアの代表、中島理子は「台湾からの視察団の皆様は、日本の介護事業制度の充実度に驚かれていました」と振り返ります。「特に民間施設でもリハビリ機器と物療機器が豊富に用意されていることは大きなポイントでした。また、利用者様が率先して体を動かしている様子に感心されていました。」

リープス・ケアは、この視察を通じて台湾との連携を強化し、今後の介護環境の整備に役立てたいと考えています。「地域の多様な介護ニーズに応えられる体制を構築するため、引き続き努力する所存です」と話し、今後の展望を語りました。

このように、介護分野における国際的な交流が進む中、熊本市はその先駆的な取り組みにより、台湾と連携した新たなモデルを築く可能性に期待が寄せられています。

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