体験型のクリスマスアートが那須塩原市で開催
栃木県那須塩原市の図書館「みるる」で、インタラクティブアートによるクリスマスイベントが開催されます。このイベントは、昨年の「Now/Then,Presentいまとそれから。プレゼント」に続くもので、誰でも参加できるアート体験を提供します。参加者は自らオーナメントを制作し、図書館の中に設置される巨大なモミの木に飾ることができます。
「GULLIVER TREE」と「PAPER EDEN」
今回のイベントタイトルは「GULLIVER TREE./PAPER EDEN」。ここでの「GULLIVER」は「巨大」を意味し、図書館を訪れる全ての人の思いを込めたモミの木のインスタレーションを表現しています。一方、「PAPER EDEN」は、2017年から行われているプロジェクトで、紙を使って花を造形する取り組みです。この両方が融合することで、アートの奥深さとクリスマスの祝祭を同時に体験できる機会が提供されています。
開催情報
イベントは2023年12月3日から25日まで行われます。開館時間は午前10時から午後9時までですが、月曜日は休館日で、週末は午後6時までの営業となります。場所は那須塩原市図書館「みるる」の1階、みるるアベニューです。
さらに、特別プロジェクトとして小学生を対象にした「カミノオハナ」の制作ワークショップが12月7日と8日に開催されます。このワークショップでは、参加者が紙を使ってユニークな花を作り、同じくモミの木に飾ります。
篠崎恵美氏とedenworks
このアートイベントは、篠崎恵美氏が主宰するクリエイティブスタジオ「edenworks」によって企画されています。篠崎氏は「花を捨てずに未来につなげる」を理念に、花のロスを最小限に抑えるデザインや作品を制作しています。彼女のスタジオは、さまざまなショップやコラボレーションプロジェクトを展開し、国内外のアーティストと共に活動するなど、広範囲にわたるクリエイションを行っています。特に、2017年にミラノで発表した「PAPER EDEN」は国際的にも注目されています。
地域へのアートの振興
那須塩原市においては「那須塩原市ART369プロジェクト実行委員会」が設立され、地域のアート活動を推進しています。この委員会は地元のアーティストや住民が協力し、アートを通じた地域の活性化を図っています。アートのワークショップや展示イベントなどが行われ、市民が身近にアートに触れることのできる環境が整えられています。
まとめ
那須塩原市の図書館で開催されるこのクリスマスイベントは、ただの鑑賞ではなく、参加者自身がアートを創造する貴重な体験を提供します。家族や友人と一緒に訪れ、クリスマスの雰囲気を楽しみながら、一緒にアートの楽しさを味わってみてはいかがでしょうか。みるるでのこのインタラクティブな体験が、皆さんの心に残るクリスマスの思い出となることでしょう。