国内最大級の物流展示会「国際物流総合展2025」
2025年9月10日から12日までの3日間、東京ビッグサイト東展示棟で開催された「国際物流総合展2025 第4回 INNOVATION EXPO」は、過去最多の52,856名が来場し、多くの注目を集めました。この展示会は、物流とロジスティクスの最前線に立つ先進技術を紹介する国内最大の専門イベントで、2年に一度、秋に開催される「国際物流総合展」と交互に行われています。
本展のテーマは「物流を止めない。社会を動かす。」で、2024年問題を背景に、物流が社会に及ぼす影響について深く考えさせられる機会となりました。このテーマは、必要な物が必要な時に届かないという社会課題への意識を高めるきっかけともなりました。
物流インフラの注目を集める
会場は、5つのゾーンに分かれ、それぞれ異なる物流の効率化や管理に関する技術が紹介されました。
- - 輸配送効率化ゾーン
- - 保管業務効率化ゾーン
- - 物流管理・システム化ゾーン
- - その他・物流業務支援ゾーン
- - スタートアップ特別展示
特に「物流不動産」のブース数が前回の2.5倍になるなど、物流インフラに対する関心が高まっていることがわかります。来場者は、これらの展示を通じて、最新の設備や技術に触れることができました。
ロジスティクスイノベーションフォーラムも開催
また、本展に併せて開催された「ロジスティクスイノベーションフォーラム2025」には、約3,000名が参加しました。13セッションにわたり、どのように物流業界が進化しているかをテーマにした講演が行われました。「宇宙と物流」「静脈(回収)物流」など、先進的なテーマも話題となり、企業の法改正や物流の統括管理者についての提言が行われました。
そして、主催者企画展示「物流を止めない、進化するラストマイル」では、自動配送ロボットやドローンについての紹介がされ、参加者の関心を集めました。
出展者と来場者の声
出展者からは、「多くのお客様と交流できた」「物流業界の活気を感じた」との声が聞かれ、来場者からも「新しい情報が得られた」「AIの進化に驚いた」といった感想が寄せられました。展示会は、情報収集の場としてだけでなく、ビジネスの機会を広げる重要なプラットフォームであることが再確認されました。
次回は九州での開催を予定
次回の「九州・東アジア 国際物流総合展 INNOVATION EXPO 2026」は、2026年6月24日と25日の2日間、福岡市のマリンメッセ福岡で初開催される予定です。また、2026年9月には東京ビッグサイトで「国際物流総合展2026」が行われることも決定しています。
公式サイトで詳細な情報と出展申し込みについて確認できますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
お問い合わせ先
一般社団法人日本能率協会 産業振興センター
担当:山岸
TEL:03-3434-1988/E-mail:
[email protected]
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会 JILS総合研究所
担当:大西、平山
TEL:03-3436-3191/E-mail:
[email protected]