OVA、自殺対策事業を推進
2024-10-30 11:35:28

NPO法人OVA、休眠預金活用法に基づき自殺対策事業を推進へ

NPO法人OVA、自殺対策事業の新たな一歩



NPO法人OVAは、2024年9月に「2024年度通常枠<第1回>」にて休眠預金等活用法に基づく資金分配団体として正式に採択されたことを発表しました。この採択は自殺ハイリスク領域におけるゲートキーパー育成やアウトリーチ支援を目指す事業につながる重要な一歩です。

自殺ハイリスクへの支援内容


OVAの新たな事業テーマは、未だに「死にたい」と口にできない方々に対して「支えを届ける」といった目的のもと、自殺のリスクを抱える人々への支援を行うことです。この支援の枠組みは以下のように構成されています。

1. 専門的な担当者・支援チームの育成
自殺対策経験を持つスタッフを育成し、実施団体に必要な知識や技術を提供します。

2. デジタルアウトリーチ
検索連動広告などを通じて、支援が必要な人への情報提供を図ります。この手法を用いて、あらゆるハイリスク層への情報提供を強化します。

3. 包括的支援の実施
ハイリスクな方々に対する一貫した支援を実施し、彼らが抱える問題の解決に向けたサポートを行います。これにより、適切なサポートを通じて彼らの心の負担を軽減します。

4. 効果調査の実施
支援を受けたメンバーにどのような変化があったのかを調査し、そのデータをもとにさらなる支援策の充実を図ります。

実行団体の公募と関連支援


実行団体は、体制の整い次第公募が開始されます。この取り組みに興味を持ち、支援団体として活動したい方々は、OVAのFacebookやメルマガをフォローしてください。

また、今回の事業においては、株式会社READYFORとのコンソーシアムを形成し、運営体制を確立します。OVAは自殺相談に関する研修やデジタルアウトリーチにおいて実行支援を行い、READYFORは過去の経験を活かした事業運営のサポートを提供します。この連携により、さらなる支援の幅を広げることが期待されます。

OVAの活動概要


NPO法人OVAは2014年に設立され、自殺リスクが高い方々への支援を専門に行っています。具体的には、約40の地方自治体や非営利団体と連携し、検索連動広告を利用した自殺対策を展開中です。また、2024年7月には学校向けに自殺対策サービス「SOSフィルター」を無償でリリースしました。このサービスは、生徒が深刻な悩みに関連するワードを検索した際に、相談窓口の情報を提供するブラウザ拡張機能です。

終わりに


自殺の問題は私たちの社会全体に影響を与える深刻な課題です。NPO法人OVAは新たな資金分配団体としての役割を担い、高リスクな方々を支える取り組みを通じて、地域や社会に貢献していく所存です。今回のプロジェクトを通じて、1人でも多くの人々に希望をもたらすことができることを切に願います。


画像1

画像2

会社情報

会社名
特定非営利活動法人OVA
住所
東京都新宿区西新宿7丁目17番7号廣田ビル401号室
電話番号
03-4233-0771

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。