浜町の福ごはんプロジェクト
2019-07-03 11:30:18
フードロス削減を目指す浜町の新プロジェクト『福ごはんプロジェクト』
浜町発、グッドマナーで築くフードロス削減の輪
日本の美徳「もったいない」をもとにした新たな試み、『福ごはんプロジェクト』が東京都浜町で始まりました。このプロジェクトは、東京暮らしの中でのグッドマナーを発信し、世界中の人々にその楽しさを知ってもらうことを目的としています。特に、近年注目を集めているフードロス問題を取り上げ、長年親しまれてきたことわざ「残り物には福がある」からインスパイアを受けています。
プロジェクトの目的と展開
『福ごはんプロジェクト』は、地域の飲食店や企業と連携し、特に浜町マルシェで売れ残った食材を再利用することで、食のサステナビリティについての啓発を目指しています。定期的に開催される浜町マルシェでは、多様な食材が集まり、それらを有効活用することでフードロスを削減する活動が展開されています。
販売や料理を通じた取り組み
1. 福ごはんの販売
このプロジェクトでは、売れ残った食材を2〜3割引きで再販売する『福ごはん』が大好評です。浜町に位置する企業、例えば株式会社建設技術研究所やカゴメ株式会社、明治座が協力し、それぞれの職場でリフレッシュスペースを設けて、賑やかに販売を行っています。特に建設技術研究所では、販売が始まるとすぐに多くの人が集まり、瞬く間にルッコラやにんにくが完売しました。
2. 福ごはんの湯
地域の銭湯「世界湯」では、販売不振となった果物を使用した『福ごはんの湯』が人気です。東伊豆の甘夏や熊本のオレンジを使った入浴剤の香りに包まれ、リラックスできる環境を提供しています。この新しい体験はお客さまからも「普段とは違って楽しい」と評判です。
3. 福ごはん料理
もう一つの魅力は、浜町の人気飲食店で提供される『福ごはん料理』です。飲食店が参加し、マルシェでの残り食材を使ったオリジナルメニューを提供することで、新たな料理の楽しみ方を提案しています。ビストロ「富士屋本店日本橋」では、売れ残ったミニトマトを活用したガスパチョが話題となりました。
地域全体での協力
プロジェクトは、飲食業界だけでなく幅広い企業や地域の人々に支持されています。例としてカゴメの営業部主任は、「食品メーカーとしてフードロス問題に貢献したいと思ったのがきっかけで参加しました」とその想いを語ります。明治座の参加も、地域を盛り上げるための取り組みとして非常に意義深いものです。
まとめ
『福ごはんプロジェクト』は、ただのエコ活動ではなく、地域全体が一丸となって食文化を見直し、未来へとつなげる大切な試みです。福のある食材を通じて、地域の連携が生まれ、食のサステナビリティへの理解が深まることでしょう。今後の展開が大いに期待されます。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人 Tokyo Good Manners Project
- 住所
- 東京都中央区日本橋浜町3丁目10番6号
- 電話番号
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