第11回ホワイト企業アワード「柔軟な働き方部門」受賞企業発表
従業員の働きやすさを重視し、多様な働き方を積極的に推進する企業を表彰する「ホワイト企業アワード」。第11回となる今回は、柔軟な働き方部門で2社の企業が受賞しました。
受賞したのは、株式会社QVCジャパンとネクスキャット株式会社です。両社とも、従業員一人ひとりが自分らしく働き、仕事とプライベートを両立できる環境作りに力を入れています。
株式会社QVCジャパン
「お客様に素晴らしい体験を提供できる企業になる」という理念のもと、社員の働きやすさを第一に考えている株式会社QVCジャパン。同社は、従業員のライフステージの変化に合わせた柔軟な働き方を実現するため、さまざまな制度を導入しています。
特に注目すべきは、介護時短勤務の上限を3年から6年に引き上げた取り組みです。近年、高齢化社会が進む中、介護は年々負担が増加しています。QVCジャパンは、従業員が安心して介護と仕事を両立できるよう、制度の充実を図っています。
また、認知症介護セミナーやVRを活用した認知症体験を提供するなど、認知症に対する理解を深める取り組みにも積極的に取り組んでいます。
さらに、社内周知にも力を入れており、PC環境のないパートタイマー向けにガイドブックを配布したり、各更衣室に就業規則を印刷して設置するなど、全社員が制度内容を理解できるよう配慮しています。
ネクスキャット株式会社
「幸せに働く。」を追求し、従業員が自分らしい働き方を実現できる組織作りを目指しているネクスキャット株式会社。同社は、従業員の柔軟な働き方を支援するため、「場所の自由」「時間の自由」「キャリアプランの自由」「環境の自由」「距離感の自由」という5つの自由を掲げています。
中でも特徴的なのは、役員、バックオフィスを含む全社員がフルリモート勤務で働いていることです。勤務場所は日本全国各地はもちろん、タイ、ベトナム、スペイン、イタリアなど海外から参画しているメンバーもいるため、文字通り「場所の自由」を実現しています。
また、従業員が働きやすい場所を選べるように「フルリモート支援制度」を導入。貸し会議室やカフェでかかった費用を会社が負担することで、従業員は場所の制約なく働ける環境が提供されています。
さらに、「時間の自由」では、定時やコアタイム、共通の休日もなく、個々の事情に合わせて柔軟な働き方ができます。育児や介護はもちろん、プライベートの事情であっても、中抜けや休暇を気兼ねなく取ることが可能です。
柔軟な働き方部門の審査員
柔軟な働き方部門の審査員は、一般財団法人日本次世代企業普及機構(ホワイト財団)代表理事の岩元翔氏です。岩元氏は、東証1部上場企業の求人広告会社やITベンチャー企業で人事経験を積んだ後、ホワイト財団を設立。企業の働き方改革を支援しています。
11月20日にはYouTube LIVEにて表彰式を無料配信
第11回ホワイト企業アワードの表彰式は、2024年11月20日(水)14時~16時30分に、YouTube LIVEにて無料配信されます。
基調講演や、人事担当者と就活生によるクロスディスカッションなど、有益なコンテンツが盛りだくさんです。
ぜひ、視聴して、受賞企業の取り組みや働き方改革の最新動向について学んでみてください。