CTCとArticul8、生成AIプラットフォーム提供に向けた協業開始
近年、企業は業務効率化や競争力強化のため、生成AIの導入を積極的に検討しています。しかし、汎用的なLLMでは企業固有のニーズに応じた回答を得にくかったり、回答の根拠が不明瞭だったりするといった課題がありました。また、機密性の高いデータや業界特有のデータを扱う企業にとっては、セキュリティリスクも大きな懸念事項でした。
Articul8が提供する自律型生成AIプラットフォームは、これらの課題を解決する革新的なソリューションです。同プラットフォームは、数千ものLLMから目的に最適なモデルを自動選択し組み合わせる「Model MeshTM」技術を採用することで、回答精度の大幅な向上を実現しています。さらに、回答に至るプロセスや根拠を可視化することで、結果の解釈可能性も担保しています。
クラウドとオンプレミスの両方に対応しており、企業ごとに最適化された高セキュリティな生成AI環境を提供します。
CTCは、Articul8のプラットフォームを活用することで、自社の業務高度化と効率化を図ります。具体的には、CTC固有のドキュメントや動画、画像、機器の障害などのデータをプラットフォームにインプットし、ドキュメント検索、提案資料作成、障害原因特定、レポート作成などの業務自動化を実現します。これにより、業務効率の向上と生産性の向上を目指します。
さらに、CTCは長年のITインフラ構築における技術力とノウハウを活かし、エンタープライズ向けの高セキュリティなLLMソリューションの開発や生成AI活用のコンサルティングサービスの提供を進めていく予定です。
CTCとArticul8は、今回の協業を通じて、企業独自のLLM利用に向けた技術検証を継続的に実施し、高度なAIソリューションを提供することで、企業のデジタル化と競争力強化に貢献していきます。
Articul8の自律型生成AI Platform
Articul8は、自律型生成AIエンタープライズ向けソフトウェア企業です。インフラやハードウェアに依存せず、フルスタックでスケーラブルなエンタープライズグレードのAIを迅速に構築することができます。独自の自律型生成AIテクノロジーは、顧客データを用いた持続的なビジネス価値を提供します。大企業向けの導入実績をベースに、ミッションクリティカルなエンタープライズAIの運用と展開を行っています。
今後の展望
今回の協業は、生成AI技術が企業の業務変革に貢献する可能性を示す大きな一歩です。CTCとArticul8は、今後も連携し、企業が生成AIを安全かつ効果的に活用できる環境を構築することで、日本の企業のデジタル化を加速させていきます。