2025年「nano tech展」でのCO₂排出量を公開、環境への取り組みを強化

株式会社JTBの新たな挑戦：nano tech 2025国際ナノテクノロジー展のCO₂排出量

2025年1月に開催される「nano tech 2025 第24回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」に関するJTBコミュニケーションデザインの取り組みが注目されています。このイベントは、国内外の技術者や研究者が集まり、最新のナノテクノロジーに関する知見を共有する重要なプラットフォーム。しかし、こうした大規模なイベントには、多くの環境負荷が伴います。そこで、JTBはイベント開催時に排出されるCO₂量を算定し、その結果を公開することにしました。

環境への取り組みの意義

今回の算定は、主催者としての責任を果たしながら、持続可能な社会に寄与する一環と位置づけられています。規模が大きい展示会は、参加者の移動や展示品の輸送などを通じて多くの二酸化炭素を排出するため、その影響を可視化することが不可欠です。イベント全体のCO₂排出量を明らかにすることで、今後の環境対策の根拠データを確保する狙いがあります。

展示会概要

本イベントは、2025年1月29日から31日まで東京ビッグサイトで開催され、最新のナノテクノロジーに焦点を当てています。幅広い企業と団体が参加し、約42,089名の来場者が見込まれています。主催するJTBコミュニケーションデザインは、CO₂排出量の算定を行うことで、より効果的な環境対策を講じることを目指しています。

算定方法

CO₂排出量の算定は以下の方法で行われました：
1. 来場者の移動手段のデータを分析し、移動手段ごとの排出量を算出。
2. 出展者の参加人数を基に、平均参加人数を推定。
3. 特別装飾ブースのCO₂排出量を一部データを活用して推算。
4. 食事や物品に関しても、調査データを活用し推算しています。

これにより、展示会における直接的な環境負荷を明確化し、具体的な対策を提案できる基盤が整いました。

環境対策の実施

JTBは、以下の環境対策も実施しています：

- CO₂排出量の可視化と情報開示
- 会場で使用する電力の実質再生可能エネルギー化
- 資材のリサイクル促進
- プラスチック削減のための取り組み

これらの施策は、展示会の持続可能性を向上させるための重要なステップです。

今後の展望

展示会でのCO₂排出量の算定結果をもとに、主催者は参加者に対し環境配慮の重要性を訴える選択肢を提供していきます。特に、交通手段の見直しや宿泊施設の選定においても、環境に優しい選択を促すことが求められています。さらに、エコデザインの導入や環境負荷の少ない素材の使用を推進し、出展者と協力して持続可能な運営を目指す考えです。

今後、JTBはイベント全体における環境負荷を定量的に把握し、持続可能なイベント創りに向けた新たなスキームの構築を目指します。そして、パートナー企業との連携を強化し、次世代に向けた持続可能な展示会の実現を目指します。それは、単に環境負荷を減らすだけでなく、参加者一人ひとりの環境意識を高め、未来へとつながる持続可能な社会を築くための試みです。

お問い合わせ先

環境に関するお問い合わせや特定の質問には、株式会社JTBコミュニケーションデザインのサステナビリティ推進局までご連絡ください。
\- TEL：03-5657-0600
\- E-mail：[email protected]

また、nano tech展に関する詳しい情報は、実行委員会事務局までお問い合わせください。
\- TEL：03-5657-0760
\- E-mail：[email protected]