採用力検定試験が新たな挑戦を提供
日本の企業における採用活動は以前にも増して重要度を増しています。そこで、日本採用力検定協会は、2021年10月1日より「第4回採用力検定試験(基礎)」及び「第2回リクルーター・面接官向け検定試験」を実施します。この試験は、採用に関わる方々が基礎的な知識やスキルを身につけ、さらには社会全体の発展に寄与する力を高めることを目的としています。
採用力とは何か
採用力は、ただ単に採用を行うためのスキルや知識だけではなく、「組織および社会に有益な採用活動を設計・実行する力」と定義されています。この力を培うためには、採用に対する姿勢(マインド)、採用に関する知識(ナレッジ)、技能(スキル)、広い視座(パースペクティブ)、そして意思決定を行う行動(アクション)の5つの要素が求められます。これらは、様々な機会を通じて学習し、深化させることが可能です。
試験の形式と内容
採用力検定試験(基礎)
- - 出題形式: 選択式Web試験
- - 試験時間: 約1時間
- - 受験料: 5,000円(税別)
- - 出題分野:
1. 人材マネジメント
2. 採用の戦略・計画
3. 採用体制の整備
4. 候補者集団形成・募集
5. 選考時の動機形成・選抜
6. 内定者フォロー
7. 採用に関するトレンド・時事
8. 人事・採用に関する法規・制度
9. 採用倫理(コンプライアンス)
リクルーター・面接官向け検定試験
- - 出題形式: 選択式Web試験
- - 試験時間: 約40分
- - 受験料: 3,000円(税別)
- - 出題分野:
1. 採用の基礎知識
2. リクルーター・面接官の役割
3. 見極め
4. 動機付け・訴求
5. 採用に関する法規・制度
6. 採用倫理(コンプライアンス)
試験の特徴
この試験は、合否判定を行うのではなく、受験した方々の正答率や質問に対する回答傾向からスコアを算出する形式です。受験者全員には、試験終了後に正答解説集が配布され、設問の意図や詳細な解説を通じて、採用力を更に磨くための支援が行われます。これは、「採用について学び続けて欲しい」という協会の願いから来ています。
受験対象者
受験を希望する方々の具体的なプロフィールには、以下のような方々が含まれています。
- - これから採用に関わる方々
- - 経験はあるが、自身の知識を見直したい方々
- - 採用担当者のスキルアップを図りたい責任者の方々
受験申し込みについて
受験申込期間は2021年10月1日から2022年6月10日までで、個人受験は2021年10月1日から2022年6月17日まで、団体受験は2021年10月22日から2022年6月17日まで行われます。試験結果は2021年11月5日から2022年9月30日まで確認が可能です。
日本採用力検定協会について
一般社団法人日本採用力検定協会は、企業の採用において基礎的な知識やスキルを身につけることを通じて、社会全体の発展につながる力を育むことを目指しています。代表理事には株式会社パフの釘崎清秀氏や学習院大学名誉教授の今野浩一郎氏など、多様なバックグラウンドを有する理事陣が名を連ねています。
この検定を通じて、多くの方々が採用力を高め、より良い採用活動が行われることを期待しています。